アメリカ各地で限定公開されていたJudee Sillのドキュメンタリー。ずっと観たかったのですが、ついにDVD化という事でRecord Store Day に出るとの告知を見つけたもの日本では入荷予定はなさそうなので、USから。国内DVDプレーヤーでは視聴できないので、仕入れなかったんだと思います。
　バーを経営していた最愛父の死(彼女は子供の頃からバーのピアノを弾いていた)、継父との不仲、ドラック中毒、逮捕を経て、アサイラムの第一弾アーティストとして契約。レーベルメイトであるJoni Mitchell と比較される事を極端に嫌い、Linda RonstadtとはJD Southerを取り合ったエピソードも含め、彼女のクラシック、ジャズ、ゴスペル、フォークなどの要素を含む特別な音楽の才能と聖と俗、信仰と愛欲をミックスした歌詞の素晴らしさが描かれます。しかしながら、本人の期待ほど売れず、他のアーティストのようにプロモートしなかったとDavid Geffenを批判し、レーベルを解雇、交通事故での長期入院、デモの録音(「Dream Comes True 」として後に発掘)、そしてオーバードース。
そんな悲しい彼女のストーリーですが、Fleet FoxやBig Thiefなど今の世代も出演して、彼女のGeniusを今に伝えています。
またJudee の作品を聴くとします。