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死化粧

祖父がなくなったとき、私は初めて死化粧をしている場面を見た。
それはそれは面白いおねーさんが、ゴリゴリと進めていく。あまりにも潔く進めていくから、祖父が起き上がって怒り出すのではないかと思っていた。もう起きることは無いのに。
亡くなってから数時間は、髭が伸びる。その髭を、カミソリでこれでもかと剃る。とても痛そうだが当人は死んでいる。鼻毛も容赦なく剃られ、綿を突っ込まれる。
流石にちょっと笑えてしまった記憶がある。

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