aikoは人生などこにでもいるSideMのPのtamakiです。

SideMから来た人にはご承知の通りでしょうが、2023年1月5日という“十年に一度の「315」の日”にMobage版アイドルマスターSideM（以下モバエム）がサービス終了となりました。

サービス終了に際してまた何か書きたい気持ちはありますが、更新停止となった頃に書いたnoteの気持ちが大体全てなので、私の気持ちは以下の二つのnoteをご参照いただければと思います。

最後の日に書いたブログもどうぞ。

最後に日に聴くaikoを選ぼう

さて私は冒頭に書いてある通り「aikoは人生です」をどのSNSのプロフにも書いている程度にはaikoのオタクです。
aikoと言えば恋愛。恋愛と言えば失恋。失恋と言えば別れ。別れと言えばサービス終了でございます。
aikoと同じくらい大事であり、いやほとんどaikoと同一の存在と言えるくらいだったモバエムとの別れならば、aikoファンのPとしてはやはりaikoの曲を聴きたくなると言うものです。

オタクは自分の好きなものと好きなものを衝突させるのが好きなので、SideMに絡めてこのaiko曲をサ終の時に聴くとしんみりするし、ちょっとは慰めになるかもよ…という気持ちを籠めて紹介したく思います。そうだね、aikoとSideMは周年記念日も同じだし（7月17日）315という響きの中にaiko入ってるしね（s”aiko”）ついでに終了日の1月5日は年に一度のaikoの日なんだなあ。

究極のところ聴かなくてもいいので（よくないけど）このnoteに挙げる歌詞だけでも読んでってください。aikoさんは歌詞だけでも十分やっていける作家なので…（aikoの歌詞に文学を“ガチ”で見出しているタイプのおたく）

果てしない二人（2022年10月12日リリース）

モバエムサ終の1/5まで新曲でしたけど1/6からは準・新曲になりました。1/6に新曲が出たからです。

はい！aikoさんの新曲「あかときリロード」は絶賛配信中！サブスクもあるよ！フジテレビ系木曜10時ドラマ「忍者に結婚は難しい」主題歌です！結婚間違えて恋って書いちゃった！ヲタ恋とタイトル似てんねん！
ということで宣伝は基本タイムでした。新曲がなかったらモバエム終了を引きずってずっとしょんぼりしてました。ステくんサ終の時も新曲発表がありました。
aikoありがとう。何も知らなくてもあなたの活動が私を少し元気にする。

（1/10追記）そういえば果てしない二人だけ歌詞の概要のようなものを書いていませんでした。長年付き合っている二人には、上手くいかないことや受け入れがたいこともある。時には喧嘩もするけれど、それでも心から大好きで愛おしい相手と、これからも果てしなく二人で在ろうとする。そんな揺るぎない愛を歌っているような曲です。……うーん自信ない説明。

で、既に引用したnoteでこの曲と私のモバエムへの感情について長々と綴っていますのでここではあっさりいきます。

いやnoteにも既に書いたけどマジでここだよな…と思う。「あの場所」がモバエムだったんだよ…。
でも、これもnoteで既に書いてますけど一番モバエムとのなれ合いを感じるのは次に紹介するここなので、モバエムに限らず長期ソシャゲのサ終に響くのもここかも知れません。

「次もまた逢おうね」が刺さり過ぎてブログのタイトルに引用しちゃった…。そしてこれも既に書いてるけどCメロのここもすごい泣きたくなる。

コンシューマーで出てないから綺麗に何もなくなっちゃうんだよなあソシャゲは……。

この曲は映画「もっと超越した所へ。」を受けてaikoが「めっちゃ楽しいラブソングを歌いたい」と感じ、「ただただハッピーなラブソングが作りたい」と制作されたものです。映画の主題歌でもあります。書くの忘れてた。
映画も見たんですけどめ～ちゃくちゃ良い作品で面白くて、aikoがこうなることも納得だなと。あの最後みたいになったらいいのにな…って思います。もし今後配信などで見られる機会あったら是非見てください。

愛した日（2019年3月8日配信リリース）

のちに2020年2月26日発売の「青空」のカップリングとなりました。プロミ2019の前に出たんだよなあ懐かしい。カップリングになった時はプロミ2020が中止になった頃なんだけどネ…
ドラマ「私のおじさん～WATAOJI～」の主題歌。aikoには珍しくドラマとのシンクロ度がめちゃくちゃ高い曲なので機会があればドラマも合わせて見て欲しいです。

それはおいといて、自然な形で訪れた、かつての二人の別れ。微かに残るあなたの面影を感じながら、あたしもちゃんと前向きに生きていこうとする……そんな路線の曲です。しかし普段歌詞研究に1万字以上書いてるのでaiko曲を簡潔に紹介するのに慣れてない…。そしてこれが正しいのかもわからない…すごく…。

とにかく出だしからすごく…ソシャゲのサ終に合うな…と思ってしまう。サビの「あなたの姿が見えない日も　触ってあげられない日も心の底から大好きだった」もすごく。もはや全編合うので聴いて欲しいです。「愛した日」ドラマ主題歌かつ配信単独リリースのわりに影薄い気がするんだよな…悲しい…ライブで歌ってほしい…

アイドル達が前を向いて上を向いているんだし、私もこうしないとな…って思います。ソシャゲサ終関係なく少し元気がない時や落ち込んでる時に聴きたい曲でもあります。

蒼い日（2016年5月18日リリース）

12枚目のアルバム「May Dream」の最後の曲。このアルバムが出た年にモバエムを始めました。これをひっさげたツアーに行った頃はまさに始めた直後くらいで、なんか思い出深いです。
日程調べたら8月14日でマジで始めた一週間後でした。びっくり。こんな長い付き合いになったんだね（なお前日の福井にも行ってた、はず）

ぶっちゃけ歌詞よりもなんか…雰囲気で選びました…（ええ…
何しろアルバム最後の曲は終了や幕引きに相応しいというか……だってアルバム最後の曲が3つありますからねこのnote。タイトルに挙げてる「卒業式」もアルバム最後の曲です。

こちらも「愛した日」のように、かつての別れから時間が経って、少し振り返っているような曲です。別れたあなたと、恋人と言う形ではなくても、いつかまた逢えることを揺るぎなく信じている二番Bメロの歌詞が好きです。

恋をしていた頃のものすごい執着はなくなっている。けれどいつかまた逢えたなら、あの時何を考えていたのか、何を願っていたのか、教えて欲しい。あたしも、言えなかったことを話すから……そう、時間が経った今だからこそ思える穏やかな気持ちを綴っている、そんなような感じの曲です。私が読んだ感じだと。……いや歌詞研究じゃないところで紹介するのマジで自信ないな…

個人的な考察というか勘ぐりなんですが、この「蒼い日」は「May Dream」の1曲目「何時何分」の未来の姿だと思っています。
「何時何分」の方は別れから少し時間が経ってるけど未練をまだ全然切りきれていないわーって感じのしみったれた曲なので、これはサービス終了が告知された直後の心境や、終わった直後で全然気持ちが整理出来ない頃に合うのかも知れないです。
なので思い切りしみったれたいんだよチキショー！な方は「蒼い日」より「何時何分」聴いてください。aikoはどんな気持ちのあなたにも寄り添います。ちなみに読解ではこの曲のことを「頭は離れているけれど、心はまだ離れてはいない」ような状態」って書きました。

そうです今読解って書きましたけど「何時何分」は真面目に読んだ読解があります。本業！

自転車（2012年6月20日リリース）

まこりんソロの君が好きだー！じゃない方の自転車です。蒼い日に続いてアルバム最後の曲。10枚目のアルバム「時のシルエット」に収録。こちらもかつて別れたあなたを遠くからほんのりと想っているような曲です。ほんとに紹介が雑だ…ごめんaiko…。

個人的には今回のモバエムに一番合うフレーズがあるなあと思っています。これ。

「あなたが決めたさようなら」過ぎるよどこのサ終も。でもモバエムは色々な事情も慮れるのですごくズシン…と来る。合う。
お月見イベが終わってからも毎日ログインしていたので、今まさに「知らない明日がやって来る事」の渦中にいます。もうログボも貰えないし、ログインすら出来ないんだな…。

でも私の人生におけるモバエムの大切さとか存在の大きさが、まさにこの歌詞の「こんなに好きな人に逢えた事は　とても大きな出来事」だな…としみじみ思います。「長い坂を自転車こいでまたあなたがやって来そうで」も、ひょっこりまた賢ちゃんからお知らせがあったり、アプリを起動すれば事務所に行けるんじゃないかと思えるような、未練とはまた違う、どこかで何かが続いているんじゃないかと思う気持ちとなんかリンクします。
こんなに大きくて大切な出来事がある人生はなかなかないと思って生きていきたいです。

ところですごくどうでもいいんですがこのラスサビから「自転車」ってタイトルつけるaikoすげえなって思う。

嘆きのキス（2009年2月18日リリース）

えっ！？ milkと嘆きのキス、2009年とかもう…古典じゃん…ってなりました。この曲で意外にもaikoさんは初めてシングルでオリコン1位を取りました。それまでずっと2位とか3位とかだったので、アイマスで例えるなら楓さんがやっと1位を取った第6回のデレ総選挙みたいな感じです。
が14年経った今から思うとギリギリCDが売れる時代（でももう大分CDは主流から外れてたような）かつ、まだオリコン順位に価値がある時代にギッリギリに取れた1位だったな…と思います。今はもうCD売上順位なんて価値ないしね…

ぶっちゃけ「嘆きのキス」はあまりにも重すぎるから紹介するのをやめよう…？って思いましたが隙あらばaikoを語るオタクだし隙しかない自分のnoteなのでやっぱり紹介します。重すぎるって書いたけど私が死別を経験した時に繰り返し聴いていた印象が強い所為だと思います。
わりと歌詞全編なんか……別れだな……ってなりますけど、前向きさもあるんですよね。必ず希望の種がある。どんなにどん底でも、1%でも、とにかく何かしらある。そこがね、aikoなんですよね（隙あらばアピールポイントを語る）

これは別れだな…の方。最後の日を経験したんだな…私…って思います。まあ過去にグリマスとエムステとポプマスで経験してきてるけど、モバエムはやっぱ6年と5ヶ月過ごしたいつでもそこにあるホームだったので気持ちがデカ過ぎだよ。

ラスサビも最後のフレーズもだけど、二番サビからは大体前向きなところ。音楽もストリングスとピアノですごく盛り立てているので是非聴いて欲しい一曲です。両A面シングルだからMVもあるよ！やったね！そのわりにはあんまりライブで歌われてない印象……。

そういえば僕曲でしたねこれ。一応補足しておくとaikoは基本歌詞の一人称は「あたし」なのですが、「僕」を使うことでより素直で無垢な気持ちで、てらいなく表現出来る、あるいは「あたし」よりも自分の奥から言葉が出てくる、といったことを過去のインタビュー等で話しています。
最近のシングル曲だと「ハニーメモリー」（2020年10月21日リリース）が僕曲だったので話題になりました。最近言うてもう3年前か2020年…

思いっきり泣きもしたいし、前向きにもなりてぇわ～！って人には嘆きのキスお勧めです。

「卒業式」がめちゃくちゃ合う

最後はタイトルに挙げている「卒業式」です。11枚目のアルバム「泡のような愛だった」（2014年5月28日）の最後の曲です。余談ですがこの曲イメージで卒業する先輩達を見送る四季とモブ、という小説を書いてみたいなと思っています。あくまで思うだけ。

卒業式とタイトルにあるので読んで字の如く卒業する自分達や、もう二度と来ない日々を切なく想う様を描いている曲です。別冊カドカワのaiko特集号・泡のような愛だった全曲ライナーノーツによると、aikoが学生時代のことを思い出していて「あの時のことを書きたいな」と思って作られた曲だそうです。

これまで挙げた曲は全部すぐに浮かんでポイポイとプレイリストにいれていたのですが、「卒業式」だけは最初選びませんでした。そうでもないかな、と思ったんです。
でも聴いてみるといいかも、と思い入れて、モバエム終了した後にぼーっと聴いてたら……いや！？　プレイリストにいれたaikoの中で一番そうであるよ！？　ってなったのでこんなnoteを書くまでになりました。
あらゆる歌詞がモバエムの息を引き取った私に刺さりまくり、この曲が世に出てから9年近くも経っていると言うのに多分過去最高に自分の状態と共鳴していました。

「あなたの今の姿を見られるのは今日までだから」
こんなに…ソシャゲのサ終に合った歌詞…あります…？　モバエムに限らずどのソシャゲにも言えるんじゃないかって私は…思って…
だってまさにそうですもんねえ。マイページですとか、ホーム画面ですとか、そういうの、終わっちゃったらアクセス出来ませんもん…
モバエムアプリずっとマイデスク開いたまま裏で起動させてた…　寝て起きたら誤操作したのかいつのまにか消えてたけど…寂しかった…さよなら……

これすぎるな…私も更新停止、つまり近い将来のサ終が決まった時は時間止まって欲しいと思ってた…受け入れられなかった…しばらくずっとダメだったなあ。

これも…これすぎませんか～！？　特にアイマスってあくまで各ブランドのコンテンツの一つとしてゲームがあるので…SideM、モバエムが入口の人もいるしエムステが入口の人もいるしサイスタが入口の人もいるし、なんだったらポプマスが入口の人だっているじゃないですか…
それぞれの出逢いの場所があって…それがなくなってしまう寂しさ… 私がSideMに出逢った場所はモバエムなんですよ……いつもの場所でまた会えたなら少し隣で話をしようなんですよ…（それはPRIDE STAR）
モバエム終わってこの曲を聴いててここがぶっ刺さってしまってさすがに涙が出ました……。忘れない……(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

ずっとここ「今日でさようなら」だと思ってたんですけど「今日も」でした。真面目に歌詞を読む前は基本いい加減に聴いていることがバレる…
ここをaikoは「日々を駆け抜ける印象的な歌詞」と言ってるんですが（多分ここを指しているはず）「今日も」と書くことで、毎日ばいばいして、だけど次の日また学校で会える、というのが当たり前だった学生時代を表現しているな、と思います。
それは最後の日である卒業式の日もそうで、特別な別れを言うわけじゃなくて、いつもの、いつも聞いていたさようならだったんだなと…。
なんかそれってやっぱりソシャゲもそうで、別に最後だからってアプリを特別に終わらせる仕掛けとかが用意されるわけでもないじゃないですか。いつも通りシャッて指をスワイプさせてアプリを終わらせてしまえば、それで最後なんだなと…思うと切ないです…。

そしてこれが一番突き刺さったところです。一番サビで既に出ているのですがここに持ってきました。最後のサビを含めて二回繰り返されます。

これは是非曲を聴いてもらいたいのですけど最後の「二度と逢えなくなる様で」のタメ、からの「あたしも涙が止まらない」がすごく良いです……。

二度と逢えないわけじゃないんですよ。サイスタもあるし、ライブとかもあるし。本は出るし、アーカイブも検討中だし。新曲だって出るし。
でもモバエムは終わっちゃったんですよね。もう二度とあのゲームにはアクセス出来ないし、自分の持ってたカードにも会えないし。逢えないわけじゃないけど、逢えないから、泣いちゃうんですよね…。

そんなわけで、2023年1/5は一気に「卒業式」の株が上がった日でした。

以上いくつかの曲を挙げましたが、ソシャゲサービス終了時に聴くべき、と私が最も思ったaikoの曲は「卒業式」である、としたいと思います。

でもaikoは恋愛の曲を書くことにかけては日本で右に出る者はいないとされている歌手なので、他にも寄り添える曲があると思います。……いや、「恋愛」って書いちゃったけど、もっと大きく言うと「人や何かを想うこと」だと思ってます。
aikoは、大切な存在を失って寂しくて切なくて、孤独と悲しみの極地にいる……そんな気持ちの人にこそ一番に寄り添う歌手だと思っています。
ですので、もし機会があれば、興味があれば是非いろいろ聴いてみてくださいね。

おわりに － あたしだって前を向いていける

（↑見出しに引用したのはaiko「気付かれないように」のラスサビです）

まあ散々泣いたとかなんとか書いたし、こんなnoteも書いてるけど、私はもう吹っ切れてというか、新しいことにもう頭が向かっています。なんだったら10/1のnote書いて7th愛知DAY2現地した時から向かってます。

もうないものに対して執着し続けることははっきり言ってしんどいし、しんどいことは体も気持ちも悪くさせます。喪に服する期間はあんまり長くないのがいいと思います。

既に何度かTwitterで愚痴をこぼしてたけど、私はマジでさっさとこの空気が終わって欲しいなと思っています。
アイドル達が前を向いているのなら、プロデューサーだって前を向かなければおかしいでしょう。
顔を上げなさい。これから楽しいことがいっぱい待っているじゃないかって、硲先生役の伊東さんもかつて言ってましたのでね。

ね。合同もPRSもあるしね。今月下旬にアルテの曲が、3月下旬には旗の新曲も出るし。レジェと彩の49ELもいつ出るのかそわそわするし。
もしかしたらサイスタの方だって新しいことやるかも知れないし。コラボもまた何かあるかも知れないし。モバエムの本もアーカイブもどんな感じになるのかなって思うし。ライブもまたあるだろうし。そしたらまたコメント欄でPちゃん達とおしゃべりしながらライブ見れるし。
現地も行けたらもっと楽しいだろうし。今度はちゃんと新しく名刺作って交流したいな。
奈良みたいにコラボでまたどこか行けたらそれも楽しいだろうな。
私は楽しみです。

アイドルマスターSideM、これからもまだまだどうぞよろしくお願いします。

↑にゃんすが見切れちゃってるの後から気付いた。ごめんね💦💦