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アフリカの大地と花と素敵な仲間

なぜアフリカ?
アフリカ社会には、フローラルアート(いけばな)という文化がありません。現代では、栽培農家は増えましたが、ほぼ輸出用です。

人類の祖先を辿れば、アフリカ大陸に行きつきます。長い長い歴史を見れば、確かに人類皆兄弟なのです。

アフリカでフラワーアートが馴染まないのは、そもそも自然と人間を切り離していないからです。実は、日本の和の文化にとてもその発想は馴染みます。

和の美意識は、自然への畏敬の念がベースにあるからです。

いつからか、アフリカの大地への憧れを抱くようになりました。それは20歳の頃、オックスフォードに短期留学に出た時のこと。ヨーロッパ各国の生徒たちと机を並べた学校生活を経験しました。

当時はアンカレッジ経由でしたから、ヨーロッパは本当に遠い異国でした。
なのに、ヨーロッパの学生たちは夏休みだとか卒業旅行にアフリカで1ヶ月ものテント生活をするという。ものすごいカルチャーショックでした!
(私なんかいいとこ北海道でしょ 笑)

その後、ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」という小説に出会い、アフリカのサファリに憧れた。

ヘミングウェイ自身をモデルとした作家志望の若者に、叔父さんが「作家と言ってもピンからキリまである。本物になりたかったら狩猟を学べ」とライフルを贈る。

ヘミングウェイもアフリカでサファリを楽しむマッチョな人だったから、アフリカの大地で、裸の自分に戻って、真実と格闘したのだと思う。

真実とは、人間は自然の一部だということで、どうしようもない生き物だということかもしれない。

アフリカの大地を踏んだら、そこでライオンに襲われそうになったら、真実と向き合える気もする。

その時、ライフルで何を撃ち落とすのだろう。。。

【イベントの告知】

5月14日12時〜生徒たちとの装花ライブを行います。そのまま15日夕方まで展示していますので、お気軽にお越しください。

また、14日16時からは、トークショウ形式の講座があります。文筆家でもあるギャラリーオーナーとのセッションでして、いい女といい男の花飾りについて語ります。

ワインを片手に、ゆるりとアペロを楽しみながら、美のスイッチをONに!

国産デニムとアフリカンプリント。新しいファッションとの素敵な出会いとなるでしょう。
お楽しみに!


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