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ブルジョア・ボヘミアンの哲学

パリの左岸、サンジェルマン界隈はウィンドウショッピングが楽しいエリア。おかげで靴を一足履き潰した。

BOBOスタイルというのが今の流行。bourgeois bohemian/ブルジョア・ボヘミアンの略語で、ブルジョアは経済的に豊な階層の人たちを意味し、ボヘミアンは自由奔放な生き方をする人たちを意味する。

それは、古いブルジョア嗜好に対する「アンチ・ブルジョアクラシック」であるとも言えそうです。
文化的にブルジョアである彼らは、エコ・ビオ・ヨガ・アート・教養などにお金を注ぐ人たちです。

いやあ、ここ何年かの間にパリジャンが健康志向になっていてびっくりします。セーヌ沿いを早朝ジョギングしている光景なんて想像できなかった!
朝食にクロワッサン食べるパリジャンはもうほとんどいませんし。

そして、エコ意識がこんなに高いなんて!「日本はプラ容器を多用し過ぎ!」と、厳しいご指摘を頂きました。。

「BOBOっぽい!サボテン置物」

健康志向一つとっても、その目的は人によって違う。それを自分の言葉できちんと説明できることはとても大切だと思いました。

それは、「ありがとう」、「ごめんなさい」にも同様で、ただ短く一言相手に投げるより、その理由を説明することが良質のコミュニケーションを成立させる。

何をありがたいと思ったか、申し訳ないと思ったか、それはその人の気持ちだから、それを届けないとコミュニケーションは終わってしまう。

平和って、こういうちょっとしたやりとりから広がるのじゃないかと思うのです。

「ありがとう」の意味を深く掘り下げること。
それが人生哲学であり、自由で豊な人生に欠かせない智慧です。




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