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#072 マルタで通う語学学校をMULSに決めるまでの話

こんにちは、マルタのタマルです。
さて、今日は、1年前に立ち戻って、語学学校を決めるまでの検討事項などを詳しくお話ししたいと思います。マルタの留学を検討している方へのご参考になればと思います!


留学エージェントあれこれ

私は所謂留学エージェントを挟むのではなくて、ほとんど個人の仲介で諸々の手続きを行いました。
とはいえ比較もしたかったので、いくつか留学エージェントとも面談しました。以下、あくまで担当してくれた方と私(n=1)の話で必ずしも全員に当てはまる話ではないとは思いますが、抱いた印象などを記しておきます(ちなみにPRでもなんでもないので勝手なこと言ってます)。

1)スマ留

格安が謳い文句で、そのとおりトータルの費用はぶっちぎりで安かったです。ただ、ご紹介いただく学校はかなりウェイ系のところが多いようで、授業の質の面から話を聞くだけにとどまりました。エージェントさんは明るく元気な方で対応も良かったです。

2)成功する留学

マルタの留学について「1年は長いのではないか」と唯一断言されました。住む場所についても「3ヶ月ぐらいを目処に決めて、残りは現地で探したほうがよい」と言う提案もしてくださいました。今思えば確かに納得のご提案で、正しかったと思いますが、それがどれほど正しいのかはこの当時の私には判断がつきませんでした。また、面談時はこうしたことから好印象だったものの、テキストベースでのやり取りがあまりお上手ではなくて、うーん、という印象になってしまいました。
が、今振り返ってみるとこのブログに書いたようにいただいた提案はどれも正しかったと思いますし、腹を割って正直に話してくださった意味でも、信頼のおけるエージェントと言っていいと思います。

3)留学情報館

提案される学校は「成功する留学」とほぼ変わらずでした。上記の面談を受けた後だったのでこれも踏まえて深く相談しましたが、真摯に対応してくださり、またテキストベースでのやり取りもお上手で信頼度はもっとも高かったです。留学前の英語サポートなども充実していて、「成功する留学」より若干値段は高かったものの、個人の仲介を使わなかった場合はこちらで契約したんじゃないかと思います。

留学先として検討していた学校

留学先として検討していた学校は3つありました。

1)EC English Malta

語学学校としても大手で、UKやUS、カナダなどにも分校がありますが、本拠地はマルタにあるそうです。提案された中では1番安かったです。また、大人向けコースなど、General Englishの中でもさらに分かれてコース選択ができます。

2)Atlus Language School

比較的新しい語学学校のようですが、講師の質が高いと評判の学校。アイルランドのダブリンにも学校があります。提案された中だと1番高かったと思います。国籍比率がちょうど良いという話もありました、規模感が小さく、アットホームな反面やや飽きるかも?という話もありました。
なお、現地でアトラスの学生に会いましたが、毎週習熟度テストがあるなどかなり熱心で、MULSより語学学校としてのやる気は高いんじゃないかと思いました。English Cafeの参加費も払わなくていいみたいだったし…。さすが、元の費用が高いだけある。

3)Malta University Language School (MULS)

マルタ大学付属の語学学校。私が最終的に決めたところです。こちらも、講師陣の質が良いこと、また、宿泊先であるCampus Hubが2022年にできたばかりで新しいこと、宿泊先・語学学校ともにスタッフサポートが良いと言われました。なお、この学校は留学エージェントからのサジェストはありませんでした。たまたまかなあ?今はどうかわからないです。あくまで当時のお話です。

学校選択において迷った点

語学学校を決めるに至るまでには、いくつか検討ポイントがありました。

①語学学校に何ヶ月滞在するか

すでに留学に行った友達が口を揃えていっていたのは、「語学学校に1年滞在するのは飽きそう」ということ。大学受験まで経験して、一通り文法も押さえている人にとっては既出の情報も多いし、別のルートにいくべきでは?という話を聞きました。が、

  • 学生時代から英語がからっきしだったこと

  • 事前に勉強する気が全くなかったこと()

  • 10年以上ギャップがあること

  • 英語習得後の進路が明確でなかったこと

などの理由から、最終的には48週間滞在を決めました。

②マルタに1年滞在するか否か

マルタの生活に、人によっては3ヶ月で飽きてしまう…という話を聞いていたので、語学学校を1または2にして、10月からダブリンに移動するというプランを最後まで検討していました。最終的にマルタに1年滞在することに決めた理由としては、

  • 半年での移動は気持ち的に落ち着かない

  • 冬のダブリンの天候で鬱になりそう

  • 移動先を変えると費用が高くなる

  • マルタという国を1年を通して体感したい

あたりでしょうか。夏以外は暇、と言われるマルタですが、夏以外も知らないと「マルタを知っている」とは言えないなと思ったんですよね。実際、一通りのイベントにも参加できましたし、この点はよかったことでした。

③ 年齢別コースに入るか
テンションの問題やモチベーションの問題から、学生とともに学ぶことに若干の不安がありました。が、最終的にお世話になった方に「海外に出るならもう年齢は関係ないんじゃないですか?」と言われ、まあそれもそうだな、と思いこちらは早々に検討を外しました。

最終的にMULSに決めた理由

以上のことを検討しつつ、最終決定に至った理由は以下の通りです。

①マルタ大学に行く可能性があった
語学取得後、大学での学び直しも視野に入れていたため、大学付属の語学学校はそれだけで魅力的でした。また、大学の施設(図書館とか)も気軽に使えるし、相談もしやすいだろうな、と思っていました。
マルタ大学には芸術学部があって、特にパフォーミングアーツに強みがあるようです。その他映像なども専攻できるとのことで、マルタが気に入れば、このルートを取りやすくなることにメリットを感じました。

②宿泊先から語学学校が近い
子どもの頃から登校がめっちゃ苦手なので、徒歩2分で学校に行ける環境は最高でした。施設が新しいというのも魅力的でした。

③「学校の雰囲気や講師陣の質がよい」こと
これはもう評判でしかなく、また、比較していないので真実はわかりませんが、曰く「ECよりはAtlusやMULSのほうが生徒のモチベーションが高く、落ち着いた雰囲気である」と聞きました。お世話になった方がそもそもMULSに通った経験があったこともその裏付けとなって、少なくともその時は1番いい選択のように感じました。

宿泊先については、「ビザがもらえるどうかはやってみないとわからないところがあり、1年間前払いしていた方が当然おりやすい」という話があり、探すのも億劫だという話も相まって(そもそも海外で家を探した経験がないし…)、「ええーいとりあえず安全側に倒そう!」ということでエイヤっと1年前払いしました。
このあたりは、当時自分にかなり経済的余裕があったからこそできた決断だったと思います。

留学検討時期

通常、語学留学は大体1年とか半年前から準備することが多いようですが、そもそも仕事を辞めるのを決めたのが年末だったので、私の場合はギリッギリにすべてを手配していました。笑
といっても、最終的にお世話になっていた方とコンタクトを取りはじめたのはそれなりに前で、10月末とかだったようです(渡航5ヶ月前)。この時、すでにマルタに飛ぶことは決めていたのですが、逆にいうとそれ以外は何も決まっていない状態です。そこから、

  • 12月中旬:仕事を辞めると決意

  • 1月初旬:3社と面談・見積もり取得

  • 1月下旬:学校確定

  • 2月上旬:半金支払い、航空券ブッキング

  • 2月下旬:残りの支払い

  • 3月末日:渡航

と、怒涛のスケジュールで全てをやり過ごしました。確定から渡航までなんと2ヶ月!もちろん全然おすすめしません。行き当たりばったりでなく人生を設計できる全ての人を尊敬しています。

と、いうわけで

MULSに決めるまでのプロセスなどを詳しくお話ししました。では実際MULSってどうだったの?評判通りだった?という話は、また次の記事で。

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