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#021 マルタのMdinaが全然「静寂の町」じゃなかった話

こんにちは。マルタのタマルです。
今日はマルタの観光地、Mdinaについて。


日本から友達がやってきた!

マルタまでわざわざ友人が訪ねてきてくれました。実は、出国前に日光で奇跡的にすれ違っていたようで(※我々はもちろん日光には住んでいません)、「声かけてくれればよかったのに!」という話から、「じゃあGWにマルタ行くわ」という謎のフットワークの軽さを見せてくれました。最高かよ。

はじめてのMdina

はじめて学校を休んだ日。朝からブルーグロット→バジャーイムと周り、時刻は14:30頃だったかしら。マルタ滞在が1日半しかなかったので、とにかく詰め込みたい!となって、「今からMdina行きますか!!」と特攻しました。なかなかすごいスケジュールです。全然オススメしません笑

Mdinaは「静寂の街」なんて呼ばれているそうで、Valletta以前の首都が置かれていた町だそう。着いてみると、立派なゲートが出迎えてくれました。

ゲート。大きすぎて上手く収まらない

町は本当にPrettyで、1時間もあればぐるりと1周できてしまいます。そして、素敵な小道がいっぱい!

一生見ていられる小道
こうした像はMdinaに限らずたくさんある
どこもかしこも歩きたくなります!

町の統一感といい、シンボルとなっている大聖堂(※ちなみにタッチの差で入場できませんでした…残念!)といい、一眼で大層気に入りました。

ザ・観光地のMdina

Mdinaに住んでいる人は今とても少ないそうで、代わりにといってはなんですが観光客向けのお土産物屋さんやレストランがたくさんあります。正直、「静寂」さは全然感じられませんでしたよ!

ちょっと曇りがち…
お土産物屋さんでの一コマ

常々思うのですが、私はこうした「作られた観光地」がとても好きです。
旅好きの人って、「現地の暮らしを味わいたい」とか「文化を深く知りたい」みたいな人が多いと思うんですが、私は逆です。セーフティであればあるほどいいし、ライトなエンターテイメントで十分満足できてしまいます。観光学部卒にあるまじきことですね…でも、仕方ありません。好みは変えられないものです。

そのあと、町外れにあるカタコンベを見ました。巨大な墓地たち。
この時は知らなかったのですが、カトリック国・マルタでは今なお火葬が禁止されているそうです。キリスト教は「復活」の宗教。体を燃やしてしまったら、生き返れませんからね。
ちなみにこれを知ったのはReadingの授業中でした。このCustomの違いによって、私が誤読してしまったんですよね。で、先生から「火葬はそもそもしないから」と言われてハッとするという。
こちらに全然悪気はない(そして当然先生もそれをわかっているので咎めない)のですが、こうした誤解は失礼に当たるし、申し訳ない気持ちになりますね……宗教についてもう少し勉強しなくては。
幸い、先生自体は火葬を悪いこととは思っていないみたいで、むしろマルタはちょっと遅れている、というような例でそれを説明していました。こんな言葉と共に。
「同性婚すら、ほんの2-3年前に認められたんだから、マルタって遅れているよねえ」。ふう、日本はまだ認められてないけどな。まったく、笑えない話です。

話が逸れてしまいました。カタコンベはそんなわけで、大量の亡骸が保管されていたあとが残されていて、穴だらけの地下を見学できます。もちろん、一部のお骨だったりミイラだったりは残っていて、文化圏にない分やっぱりちょっと不思議な感じがしますよね。

Mdina目玉の大聖堂や博物館に立ち寄れたわけではなかったのですが、私と友人は大層満足してVallettaに移動したのでした!

そんなわけで

サクッと楽しめるMdinaについてお話ししました!大聖堂はまだ行けてないので、次の機会に必ずや…。

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