こんにちは。マルタのタマルです。
今日は、English Cafeで友だちになった韓国人と行ったValletta観光（おもにCathedral）の話を。

※English Cafeの話は以下から！

首都Vallettaは城壁の街

SIMカードをアクティベートして以来、2度目のVallettaに到着しました！

Vallettaは街全体が世界遺産登録されています。街は城壁でぐるりと取り囲まれていて、これは16世紀にオスマン帝国から国を守るために築かれたもの。ロードス島を拠点としてた聖ヨハネ騎士団は、オスマン帝国によってそのを奪われてしまいました。そこで、新たに拠点として与えられたのがマルタ島およびゴゾ島です。
その後、オスマン帝国は再び包囲戦をしかけてきたそうですが、今度は4ヶ月の猛攻の末に国を守りきることができました。このことは、マルタだけでなくヨーロッパやキリスト教国全体を救ったとして今なお歴史に残る出来事のようです。以下、参考にした記事たち。

……ちなみに、マルタの歴史をながめてみると、いつでも誰かに「侵略」されています。まあ、マルタがそもそも国家として成り立ったのもかなり近年のことですしね。
ちなみに、公用語の「マルタ語」はArabicを起源としていると言われているらしいです。

St. John's Co-Cathedral

さて、というわけでVallettaに来てここに行かないのはモグリ！という超有名スポットをまわることに。そう、街の中心にあるカテドラル・St. John's Co-Cathedral（聖ヨハネ大聖堂）です。
ちなみに入場料は2023年7月現在€15とちょっとお高め。私は語学学校の生徒なので、€12で入ることができました。見てみると、60歳以上の方も同じ金額で入れるようです。
長蛇の列なので、オンラインでチケットを購入することをおすすめします（オンライン購入レーンでさえ並んでますが…、でも全然マシ）！

この大聖堂は、件の聖ヨハネ騎士団によって建てられました。

先程の功績に加え、もともと有力貴族が集まっていたことから、潤沢な資金があったみたいで、中が超豪華絢爛、当時の平等院鳳凰堂もびっくりのキラキラ具合です。

中でもこの大聖堂が特徴的なのは、国ごとにそれぞれの礼拝堂がある点です。騎士の出身地ごとに、フランス・イタリア・ドイツ・イングランド・カスティーリャ…等、8つの礼拝堂があって、その礼拝堂がそれぞれの特色を持っているのです！

これまでもヨーロッパ観光のなかでさまざまな教会や大聖堂を見てきましたが、このタイプの大聖堂はまったくはじめてで驚きました。
ときに様々な国に侵略され、ときな様々な国出身の騎士に守られたマルタという土地が、今なお様々な国からくる観光客によって支えられているのは納得のいくことです。

また、この聖堂にはカラヴァッジョの絵もあります。大学の一般教養で世界美術大全集（西洋編）全27編を一通り見た私にとっては懐かしの名前…笑
知らなかったのですが、カラヴァッジョって相当ヤベー奴だったようで、そもそもやんちゃだったので各地で傷害事件を繰り返しては逃げていたそうなのですが、ついには乱闘中に殺人を犯して逃亡、この地マルタにやってきたそうです。

大聖堂ですばらしい絵を残し名声を得たにも関わらず、結局マルタでも喧嘩して投獄されるという。うーん、三つ子の魂百まで。

Grandmaster's Palace

カテドラルの近くに、これまた豪華な宮殿もあります。Grandmaster（騎士団長）のそれらしく、調度品や建物も立派です。現在は大統領府や政府機関としても使用されているらしく、各国の大統領が訪問された際の写真も展示してありました。

ガイドブックには有料だと書いてありましたが、私たちが行ったときは無料で入場できました。ラッキー！
ちなみに…ここまで私はウッキウキで観光していますが、件の韓国人はあんまり興味なさそうでした。その後のカフェのほうが楽しそうだったので、あーそういうことしたかったか～！と、ちょっと申し訳なかったな…。笑

そんなわけで

今回はValletta観光の話、もとい、2大見どころについて紹介してみました。特にSt. John's Co-Cathedralは一見の価値ありだと思うので、マルタにお越しの際は絶対に行ってくださいね！笑