百貨店で毎年定番の催しといえば、食の分野では駅弁大会が楽しいです。お歳暮やお中元の多彩なセットからあれこれ選ぶ楽しさももちろんあるのですが、お歳暮やお中元はどちらかといえば「先方に贈るもの」というイメージがあるのに対して、駅弁は自分買いは言うまでもなく、たくさん種類があるのをいいことに、友だちや家族、職場仲間などで選びっこしてガヤガヤ楽しめる（もちろんここ数年は“黙食”というのも大事ですが）ところがポイントだと思います。

昨年(2021年)は世情もあって人でもちょっと抑えられているなあ……という印象もありましたが、今年(2022年)は賑わいも戻ってきた感じもあって、搬入数の少ない駅弁は午前中のうちに、もしくは搬入されてほどなく完売してしまう状況のようです。

１点全集中も悪くないですが、それ以外にも珠玉の如く魅力的な駅弁がたくさんあります。実演販売のところだと、通常は食するのはおろか、手にすることすら難しい「あっつあつ」のできたてを楽しむこともできます。東京の京王百貨店はすでに終幕を迎えましたが、大阪はこの週末を挟んで月曜までの開催。遠出しないなかでの旅気分、味わいを求めてみてはいかがでしょうか？

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。