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2023年夏の北海道&東日本パス旅回顧(5日目)

あらかじめおことわり―前回投稿が(1・2日目)で今回が(5日目)となるのは、今回使用している企画乗車券が連続7日間有効のもので、間の3・4日目は地元で日常の暮らしに勤しんでいることから旅の記録が成立しないという事情によるものです。

というわけで、北海道&東日本パスを活かした旅の後半戦を振り返ります。
後半戦は仙台周辺を行脚する設定で、昼過ぎまで朝戦闘(仕事)をこなしたあとに伊丹空港へ移動したあと石巻で宿泊、翌日は仙台を経由していったん福島まで南下、周辺を行脚して仙台に戻って空路で帰阪、という流れでした。

ところがですね。

当日の降水量予想を示すスクショ

どうも現地(仙台・石巻)はどえらいことになっていることが判明。ただ、16時頃にはピークを過ぎている状況にあったことから、ともあれまずは行くか!と移動を開始。空路は問題なく仙台まで向かうことができました。

空港線と東北本線が合流する名取駅で足止めスタート

仙台空港発の電車は想定の1本前に乗れたのですが、発車前の駅の放送がもう不安感いっぱいの内容で。
「次の列車はいつ到着するか、見通しが立っておりません」
その意味は名取駅についてわかりました。

写真の通り、仙台ゆきが2本並んで足止めとなり、どちらが先発となるかすら決まっていないという放送が一定間隔で流れる状況に。結果、東北本線の電車が先に出ることになり、ほぼ全員の乗客が合流。
このあと仙台駅ひとつ手前の長町駅でもある程度の時間見合わせとなり、勝手のわかっている地元の方々は足早に階段を下りて行きました。長町まで来ていれば、とりあえず仙台駅に行くのであれば地下鉄南北線に乗るのが早いと判断したのだと思われます。まあ、こちらはさらに北を目指すわけなので、あわてずさわがず仙台駅入線を待ちました。

仙台駅到着は19:33。この時点の写真は翌日のnoteに投稿しました。
ともあれまずは情報収集。なにぶん当方ガラケー持ちなので端末に入る情報などこれっぽっちも当てにしてはいないので、想定しうる一次情報を取得するべく動く。この場合はJR東日本の駅係員が情報源となります。
そして19:40現在で判明した情報は下記の通り。

・仙石東北ラインは全便運休。 ←所定で利用するはずだった路線
・仙石線は東塩釜までの運行。ただし今は見合わせている。
 ↑多賀城より奥は当日の運行を終了(全便運休)
・東北本線(小牛田方面)は準備が整い次第運行する。
 ただし運行再開からかなり乱れており、現時点で30~60分遅れている
 ※南行き(白石・福島・常磐線方面)はさらに乱れていた
・東北新幹線はほぼ通常通り動いている
・石巻線(小牛田ー石巻・女川間)は石巻以遠が再開見通し立たず
 →小牛田ー石巻間は21時頃から運行再開予定

これを踏まえてこちらが持つ情報を加味すると、選べる手段が3つある。
・東北本線で小牛田まで行き、石巻線で石巻まで行く
・あおば通のバスのりばから石巻行きの高速バスに乗る
・東北新幹線で古川まで行き、陸羽東線を使って小牛田へ入り、石巻線で石巻まで行く
ところが高速バスは予約なしの定員乗車制で、満席だと立ち乗りが認められないため行列に並んだところで乗れない可能性が高い。そこで駅係員に陸羽東線の状況を聞くと、平常通りの運行とは言えない状況にあるという。
ということは、だ。
・東北本線で小牛田まで行き、石巻線で石巻まで行く
というある意味“王道”となるこのルート1通りに賭することが確定したのでありました。

小牛田行きの入線は19:53。この時点で35分遅れだった

ホームに下りた時点で相当多くの乗客が列を作っていましたが、4両編成との案内だった入線列車が待ち合わせ途上で6両編成に変わったことを受けて、列がほとんどない北側の最前列を獲得。35分遅れで入線してきた列車の良席を確保することができました。

仙台駅発車は77分遅れの20:35頃。このままの遅れで小牛田に到着するとなると到着時刻は21:20頃(所定20:03)。石巻線の小牛田発を手持ちの時刻表で確認すると21:08発とな。

ヤバイがな。

列車は塩釜あたりでだいぶ空いてきたので、後部へ移動して車掌氏に石巻まで行く旨を伝えた上で、21:08発の石巻行きに乗ることができるか、いや、そもそも動くのかを確認してみる。しばらく指令とやりとりがあったようで、結論は。

小牛田で接続をとり、乗り換え客が移ったところで発車するとの由。

ありがとうJR東日本。これでともあれ石巻には行けそうです。

石巻線の列車はしっかり待っていてくれました

石巻線の列車は小牛田を10数分遅れて発車したものの、なにぶん件の大雨が降った後の再開初列車(かつ最終列車)ということもあって、徐行&列車交換可能駅での状況確認の繰り返しでなかなか歩が進まない。いやいや、この状況で目的地まで行けることが勿怪の幸いなので、よいのですこれで。

そして石巻駅に到着したのは22:15でした。所定の34分遅れ。仙台発の状況を考えると、まさに大健闘のつなぎでした。

さすがに雨は止んでおり、傘を差す必要はありませんでした

あれこれ買い物を近隣のコンビニで済ませましたが、ちょうど搬入作業を行っていた品々は昼頃には着いているはずのものだったそうです。現地のみなさま、当日はホントお疲れさまでした。

さすがに翌日の状況はこの日と違いすぎるので、日を改めて続きを投稿します。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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