芽吹く春にせかされて
急に暖かくなったせいで、木々が草花がぐんぐん成長する気配が満ち満ちていて、何かが始まる空気が漂っている。
私はこの春という季節が苦手だ。「~しなきゃいけない」という空気に押しつぶされそうになる。大抵、その波に私は上手く乗れないのだ。
新年度も始まるから、気持ちも新たに何かを始めなければいけない、桜が咲くからお花見をしなくちゃいけない、春野菜が豊富だから今しかできないお料理を作らなければならない、新たな職場で頑張らねばならない…
幸い今の私には新たに始め「なければいけない」ことは何もない。明日は今日の続きで、毎日がただ淡々と流れていくだけだ。
なのに、外に溢れるこの生き生きとした春の空気に当てられてついソワソワしてしまうのだ。自分も何かを始めなければ世界から置いていかれるような気になってしまう。
だから今年は、この春はしっかりと決断をしたい。
今から何も始めないと。
だって、新年の抱負だってできたかできなかったか、そもそもなんだったか怪しいところだ。まずは、新年の抱負を全うしようじゃないか。
ちなみに私の今年の抱負は、「何かを書く」「毎日書く」であった。そんな抱負を思い出したのは昨日のことである。慌てて投稿を始めた次第でありまして。
この春、新たに始めるのではなく、新年の抱負を全うすべく毎日何かを書いて発信しようと思う。新年度も新学期もやってこない私は、一年のなかの春を通過点として淡々と目標達成のために努力をしようと思う。
結局、この春から始めてるじゃん?と思った方、正解です。やはり上手でなくともこの空気の流れに乗ってみたいものなのです。
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