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東京15期未解決事件感想(ネタバレなし)

私のニューヨーク推しは続いている。
YouTubeに動画があがるといち早く見る日々が続いていた。
シンリョウが終わってさすがにもうないのかなぁと思っていたら、
始まったではないか。。。


東京15期未解決事件

いやいやいやいや。
無理矢理じゃない?
そんなそんな、15期は平和でしょ?
いろんな利害関係もあるだろうし、赤裸々には話せないでしょ?
みんな忙しいでしょ?

と初めは思っていた。

鬼越のチャンネルと合わせて上がった事前動画はいつもよりも、最初からライブがみえていた。
ストーリーができあがっているんだろうなぁと、今までの手探り感はなかった。

ニューヨークの雰囲気も違った。
ただただ、4人の懐かしい話を聞いているような気持ちになった。

正直、事前動画はあまり惹かれなかった。
配信を買うか悩んだが、
1800円。
うーん、1時間働いたらいいか。
と思い、ちょうど休みだったのでポチ。

この気持ちは?

見終わった今、なんか心がキュッとなった。
もちろん、安定感のあるメンバーで笑いが自然と起こった。
でも、それ以上に画面の向こうの人たちがまるで自分と同じ時間を過ごしてきた仲間のように思えた。
あの日のAくんはひろちょで、
あの日のBちゃんは夏子だった。
あの日のCくんは屋敷で、
あの日のDくんは北谷だった。

私の思い出にも同じように色がついた。


何年経てば人は、

丸くなったよね。
よく聞く言葉だ。私もよく言われる。
小さな世界でそれが全てだった学生時代。
私たちはもがきながらも、めいいっぱい生きていた。
止まらなかったおしゃべりも、
理由がわからないいざこざも、
家族以外の人間を分かろうとわかり合おうとした。
初めての恋は理由なんてなかった。
誰かの恋愛は会話のネタだった。

理不尽に怒られ
未来を夢見て
現実に打ちのめされ
自分を大きくみせた

当たり前に続くと思った時間は
あっとゆーまに過ぎて
気づけば消えてなくなってしまった

あの頃の胸の痛みは思い出せるけど
あの頃と同じ感情にはなれない
あんなに悩んだ関係が、
近ければ近いほど悩んだ関係が、
月日が過ぎると緩和されるのだ。

思い出は美化される。
だって、喧嘩もいざこざも、恋愛も
とてもキラキラした時間の中での出来事だったことに気づく。
あの日に戻れない、戻りたくはない。
未解決のまま置いておいたほうがいい思い出もある。
このライブは
それを、芸人として、
笑いに変えて
エンタメにした
プロの仕事だ。



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