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日本酒の酒蔵の一番の強みは何か

群馬県の永井酒造さんを訪問してきました。

写真はその水源となる川の写真ですが、雪がすごくて大変でした。群馬の中でも北の方にあるので、太平洋より日本海の方が近いくらいですね。東京から1時間半新幹線に乗って、そこから車で40分。遠かったです。。。それでもたくさんの人が酒蔵を体験したくて集まってきてくれるそうです。

さて、今日のお話は日本酒の酒蔵の一番の強みは何か?ということなんですが、それは、「みんなが興味を持ってくれる」ってことだと思います。これはすごいことだと思うんですよ。お酒を飲まない人も興味を持ってくれるんですよ。すごい遠いのにわざわざ来てくれるんですよ。そんなコンテンツは普通ないですよ。

日本酒に興味をもってくれるのはなぜか。

その魅力はどこから来てるのか。それはやっぱり歴史だと思うんですよね。途方もない時間をかけて作られた再現できない歴史、その悠久の時間の中でたくさんの人たちが築きあげた文化、そんな環境で生まれる酒という世界共通の嗜好品。

そりゃ、みんな興味もってくれますよね。「みんなが興味を持ってくれる」これが我々の最大の強みです。でも、興味を持ってくれるはずなのに、なぜかみんな玉乃光のことは知らないんですよ。初めてお会いした人に説明して、日本酒の酒蔵だと分かるとすごく興味をもってくれるけど、みんな玉乃光のことを知らない。

これはもったいないですよね。ただ、知ってもらえれば、みんな興味を持ってくれるのに。だから、みんなに知ってもらうということに本気で向き合わないといけない。でも、今の時代情報が溢れすぎていて、何が正しいのか分からなくなっていて、もはや感情移入できるほどのリアルな情報に触れるのが難しくなってしまいました。

日本酒は感情移入できるコンテンツ

SNSでは、キラキラした情報だけがあふれ、aiが無限にきれいなコンテンツを生成し続け、メタバースでどこの誰だか分からない人と過ごす毎日。そして、世の中はモノであふれ、便利なものが簡単にどこでも手に入り、若者に物欲なんてものはなくなってしまった。

そうやってして、現実空間でのリアルな喜びはどんどんなくなっていく。そんな時代なのに、変わらず興味を持ってもらえるのが日本酒の酒蔵なんです。酒蔵は感情移入できるリアルな現実なんです。

だから、我々酒蔵がやるべきことは、一人でも多くの人たちに関わってもらうことだと思うんですよね。日本酒には感情移入できるんです。だから日本酒を通じて、人と人をつなぐことができる。米作り、酒造り、販売から、みんなでお酒を飲むところまですべてのプロセスにどれだけの人に絡んでもらえるか。


日本酒のビジネスモデルの変革

そう。玉乃光のことを知ってもらうために一番大切なことは、いかに関わってもらえる人を増やせるかなんですよ。我々が日本酒を製造して、販売するというビジネスモデルではなく、みんなで日本酒を製造して、みんなで楽しむことを応援するというビジネスモデルに近づけないといけない。日本酒の売り手・買い手という概念から、日本酒をみんなで囲むイメージです。そうやって日本酒に関わってくれる人をたくさん増やしていきたいと思います。

まだ、きれいに言語できていませんが、ちゃんとわかりやすく説明できるようにしますので、また話を聞いてくださいね。


【運営会社】
■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
■京伝びと http://kyodenbito.co.jp/

【ブランド】
■禅利 https://www.zenrikyoto.com/
■叶芽 https://kaname.salon/

【玉乃光酒造 第14代蔵元 羽場洋介】
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