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土鍋ラーメンチャーシューはいらない サボテンとの別れに想う #まいにち土鍋

中華三昧 北京風香塩をつくる。
土鍋に専用の汁を入れ、麺が茹で上がるのを待つ間に、トッピングになる食材を探る。タマネギ細めのくし切り、ニンジンは短冊切りにして炒める。コーンも炒めて隠し味に醤油を垂らす。あくまでも香塩の風味を消さないように。

「チャーシューもナルトもいらない」(矢野明子風に)って言ってたわよねって思ったけれど、「ネギは山盛りいれてね」ということで、冷蔵庫からネギを取り出してザクザク刻んだ。

土鍋でラーメンすると冷めにくい。


仕事関係の片付けと梱包が8割くらい終わった。時間切れになってもなんとかなるように、暮らしまわり(特に土鍋コッチョリーノが住むキッチン周り)に手をつけ始めた。通常のみなさまは、きっとこの段階から始まる。工房をもっていると、ここまでくるのに数ヶ月かかった。荷物引き取りまであと1週間。終わらないよ、人生の節目がこんなにも大変だったなんて。



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不思議な現象がいろいろ起こり、さすが魂の根っこ生えてたんだねとなだめる。今のところ大きな現象が2つ。それはまた記事にするとして、小さな現象を2つほど紹介しよう。

ひとつは、パチンパチンと音がなる。
ここだよここ!というような音。
「ありがとう、さよなら」というとおさまる。

庭の植木が、朝みるとバタンと倒れること何回も。
学生時代から育ててきたうちわサボテン(その背景)と、さよならする。それを知ったのか集団で植え込んである立派なサボテンが、バタンと倒れ込んだ。今夏も黄色い花を咲かせた立派なサボテン(今年の様子)。学生時代に、今は亡き親友と買ったサボテン。どうしてもあの狭いアパートには持ってゆけない。寒い地域ではきっと凍ってしまう。「さよなら」と毎日言ってみる。

こんなにも別れがさみしい夏に。
泣きたくなるけど、どうぞ思い出してね。

8月28日(日)
盛る「土鍋コッチョリーノ2合炊きサイズ」



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