実は僕はiOSアプリエンジニアの堤さんのサロンに入っています。堤さんといえば、iOSアプリ界隈ではトップクラスのエンジニアの方でこの界隈ではとても有名な方です。そのサロンで出会ったiOSアプリを作りたいと思っているサロンメンバーにiOSアプリ開発のイロハについて教えています。

今回はそのサロンメンバーから「普段、エンジニアさんはどんなワードで検索を掛けているのか？」という質問を頂きました。レクチャー中は基本フリースタイルで質疑応答に回答するというやり方でやっていて、あまり考えなしで回答しています。

noteではこの振り返りで「では、真剣に考えたらどう回答するか？」で書いていきます。正直、僕も他のエンジニアがどんなワードで検索を掛けているのかは興味があったりします(笑)。

基本的に検索する目的によって検索の掛け方が違いますので、主に検索する目的を箇条書きしていきます。

1. 実現したい機能の実装方法
2. エラーの解決方法
3. 技術の調査・設計の検討

上記の3種類の目的があったりします。ただ、これはエンジニアによって違いますのであくまで僕のケースで説明してみます。

1. 実現したい機能の実装方法
iOSなら実現したいUIが先にあったとして

- 「言語 特定ワード」
- 「言語 ライブラリ 内容」
- 「言語 コンポーネント 内容」

みたいなイメージで検索をかけます。例えば、iOSのUITableViewには今は3種類のstyleがありますが、それぞれのstyleの使い分けやデザインを確認したいなら

- Swift UITableView style grouped

といったようなワードで検索をかけます。

またiOSならViewの操作をよくしますので、例えば View に枠線を追加したい時があります。UIKitで実現したいなら「Swift UIView 枠線」、SwiftUIで実現したいなら「SwiftUI View 枠線」といったワードで検索をかけます。

2. エラーの解決方法
そのプラットフォームでの開発に慣れたり、ある程度プログラミングに慣れてきたら次によくやる検索は機能の開発中に発生したエラーを解決する原因追求の時によく検索をかけます。プログラマをやっていたらほとんど永遠にエラーとは切って離せない関係になっているはずです。ちなみにデバッグもこのカテゴリに含めます。

エンジニアが開発中にエラーに遭遇した時は、

1. コンソールに表示されるエラーメッセージを読む(スルーしない)
2. エラーメッセージがよくわからない場合はそのままgoogleに検索をかけます

この流れですね。アプリが突如クラッシュした時もXcodeのコンソールにエラー内容が表示されているはずですので手順は同じです。

アプリのリリースはちょっとではなくだいぶ厄介ですね。。。大抵、検索してもProvisioning profileの設定でコケていたり、どこかのファイルが欠落していたり、はたまた画像リソースが足りていなかったりと色々なケースがありますので、とりあえずどこかでコケたらそのエラー文言をそのままgoogleに入れて検索します。

そして、エラー文言でよく、「fail to SampleApp ~~~~」みたいな文言の途中でプロジェクトファイル名などが入っているエラー文言の場合は「fail to xxx ~~~~~」みたいに xxx にしたりそのワードを消してから検索することが多いです。

3. 技術の調査・設計の検討

次に技術の調査する段階で検索することが多いです。実務なら、ディレクターやPMから実装してほしいタスクの仕様を聞かされて、それを実装するのにどれくらい工数がかかるのか聞かれます。この工数見積もりを行う時に、そもそもその機能が実現できるかを調査しなければなりませんのでgoogleで検索を掛ける感じです。

これは1. のケースと同じなので「言語 + 特定ワード」で検索を掛けますね。