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一年中河川敷で過ごすスタッフが本気で選ぶ、買ってよかったもの【2023】

noteをはじめたとたん、もう年末がやってきました。
私はTamariBaar(タマリバー)という、多摩川河川敷にあるBBQ場を運営しています。

河川敷は、夏は暑く、冬は寒いのです。
夏は遮るものがないので、ギンギラギンの日光が我々の肌を焼き尽くします。
冬も遮るものがないので、川べりの冷たい風が我々の肌を切り裂きます。

私は内勤業務も多いのですが、他のメンバーは年がら年中多摩川河川敷で過ごしています。こんなに朝から晩まで、季節問わず河川敷にいる人も少ないんじゃないかと思います。もはや河川敷の住人です。
どれくらいガチかというと、9月の台風で多摩川の水が増水した際、「川の増水状況や周辺状況を教えてほしい」と行政から連絡があったくらいの住人度合いです。

建物の中で過ごせれば快適なのですが、河川法により、水害の際の撤去の妨げになる等の理由でTamariBaarの敷地内に建物を建てることはできません。ビルはもちろん、プレハブすら建てられないのです。スタッフの待機場所は中古キャンピングカー(車ならすぐ動かせますから)です。

キャンピングカーの中は、夏は暑く冬は寒いのです。
スポットクーラーやヒーターは気休めにしかなりません。自力で暑さと寒さに耐えなければならないのです。

ということで、今年一年BBQ場を運営する中で、我々スタッフを文字通り生き延びさせてくれた「アウトドアで買ってよかったもの」をご紹介します!

事前にお伝えさせていただくと、「おしゃれアウトドアギア」が気になる方にはなんの参考にもならないと思います。
ただただ「河川敷BBQ場を生き延びるための実用アイテム」ばかり取り揃えています。

目次


▶︎【優勝👑】食べこぼしも油汚れも一瞬で拭きとるペーパータオル

最初に優勝?という感じですが、最後まで読んでくれる人なんていないだろうと思ったので、先に一番の推しを発表しました。
スタッフに「今年買ってよかったものを教えて」と聞いたところ、満場一致でこれが挙がりました。満場と言っても、3人しかいないのですが。

パッケージからもわかるように、こちらはもともと車用品。整備作業に使うタオルでカーショップには欠かせない必需品ですが、車に関係ない場所でもめちゃくちゃ使えます。

何がすごいって、このペーパータオル、耐久性、吸水性、吸油性が異常。

中でも油を吸う力がとんでもないです。お客様がお帰りになった後のBBQコンロには、楽しい思い出とともになかなかしっかりとした油汚れがついております。その油がしっかり取れます。

次に耐久性。だいたい油を何回か拭き取るとヘナっとなったり手が汚れるペーパーが多いのですが、これはもう紙ではなく布?というくらい、頼りになります。

このおかげで、BBQコンロの片付けにかかる時間がグッと短くなりました。
アウトドアに限らず、ちょっとしたお出かけや家の油汚れ掃除にもおすすめです。

Amazonで買えますが、コストコでも売っているそうです。コストコといえば、先日コストコ好きの友人から賞味期限切れのポップコーンをもらいました。「44個入りのポップコーン」を買って、食べきれなかったそうです。

▶︎【防寒🥶】暖かすぎて私生活でも重宝!防寒ブルゾン

ここからは、暑さ対策と寒さ対策のおすすめ品をご紹介。
ひとつめは、私たちの行きつけショップ「ワークマン」の裏アルミ防寒ブルゾンです。
ぱっと見も暖かそうですが、裏地は「私、アルミホイルを着るの?」というくらいのガチアルミ

「ヒトは寒い時でも体温を維持しようとする、その熱を衣服内に閉じ込めることができれば暖かいウェアを作れる!」とワークマン開発者の方が確信し、作られたそうです。
実際めちゃくちゃ暖かいです。私も、これがあれば今年冬を越せると確信しています。

もちろん数万円する高級ブランドのブルゾンはそりゃ暖かいでしょうが、仕事で汚れるのにそんな高級ブランドなんて使えないし、そもそもそんなお金はありません。コスパを考えるとこのブルゾンは最強だと思っています。

なお、あまりに暖かいので、私は仕事以外の私生活でもこのブルゾンで家の近くをうろちょろするようになりました。

近所のジムに行く時は、ブルゾンの中はスポーツ用タンクトップ一枚です。ブルゾンをばっと脱いだら完全に変質者のそれですが、「私脱いだらすごいんだから」というイイ女の自意識でジムに向かっています。

もう販売終了みたいで残念ですが、「HEAT ASSIST」というキーワードで探すと、似たような商品がいくつも出てくるのでおすすめです。

▶︎【防寒🥶】セルライトも溶かしてとただただ願う!ウォームパンツ

電熱ベストはかなり一般化しましたが(私ももちろん持っています!)、個人的には体は足元から冷えるので、上半身よりも足元が暖かいことが大事だと思っています。
特に私は、数十年かけて大事に大事に蓄積させた太もものセルライトがまあ冷える冷える。脂肪ってびっくりするくらい冷たいんですよね。

そんな時はコレ!これまたTamariBaarスタッフ御用達の「ワークマン」のウォームパンツ。

これを持っているスタッフは、寒い時間帯になるとちょっと得意げな表情で、ズボンの端にあるボタンをポチッと押しています。ズボンに温度調節ボタンがついているのです。バッテリー内蔵型のズボンなのです。
一度充電すれば、最大16時間足元がポカポカ、さながら着るこたつだとか。

私はまだ持っていないのですが、近いうちに絶対ウォームパンツを手に入れようと思っています。
暖かいから、というのはもちろんなのですが、暖かくなると脂肪が柔らかくなり燃焼しやすくなるらしいので。ウォームパンツを履いているだけでセルライトも一緒に燃えないかな、と淡い期待を抱いています。

▶︎【防暑🥵】人間はNo Salt No Life!生きるための塩分タブレット 

ここからは、夏に買ってよかったものをご紹介。
まずは、塩。

なんてったってヒトは、塩がないと文字通り死にますからね。

「敵に塩を送る」という諺は、塩がなくて苦しんでいた武田信玄の領地の民に、上杉謙信が塩を送ったという逸話から来ているのだとか。たとえ敵対する相手だったとしても、善良な民が苦しむことを見過ごせなかった、という話らしいです。
ただ、私はある程度の歳になるまで「上杉謙信は武田信玄が憎すぎて、厄除けとして塩をその辺にばら撒いた嫌な奴」だと思っていました。こんないい話だったなんて・・・。

夏の間、スタッフは常にこれを舐めていました。「美味しいと思う時は塩分が足りていない証拠」らしいのですが、いつ食べても美味しいので永遠に舐めていました。
暑い時は水分補給!とよく言われますが、それと同じくらい塩分を補給するのも大事らしいですよ。

▶︎【防暑🥵】日焼け止めは浴びるもの!ミストタイプの日焼け止め

炎天下で日陰が一切ない河川敷は、何もしなくてもガッツリ日に焼けます。
若い頃のように「やだ〜焼けちゃったあ、お肌が黒くなっちゃうよ〜」という感じではなく、「日焼けしたら最後、シミがまたひとつ、ふたつ、みっつ…」という、常に背水の陣の覚悟で業務に当たっています。

作業中は帽子、サングラス、アームカバーはマストですが、ダメ押しの日焼け止め。塗る側から溶けていきますし、暑いとしんどすぎて動きたくなり、日焼け止めを塗る元気すらなくなるのです。

そんな時に知ったのがこのスプレー型の日焼け止め。

そうか、日焼け止めは塗るんじゃない、浴びるんだ!

という思考の転換に感動しました。
夏の間はほぼ無意識に、頭から足先までシュッシュシュッシュと浴びて過ごしました。塗る手間が省けるのでめちゃくちゃ楽でした。

なお、数年前に油断して日に焼けた罪として、現在、とんでもない勢いでシミが増えるという罰を受けています。
同年代の知人が、「シミ取りをしたら(気分が良くなって心に余裕ができて家族に優しくできるようになったので)家庭円満になった」と強く主張してきます。
シミを取るだけで家庭が円満になるならそりゃプライスレスだわと思い、2024年は絶対シミ取りに行こうと考えています。

▶︎【番外編😀】お客様に一番喜ばれたのはトランポリン

遊び場一体型BBQ施設「Tamaribaar」の一番人気遊具はトランポリン!

こちら、TamariBaarのトランポリンで遊ぶお子様です。
TamariBaarはわりと珍しい「遊び場一体型」BBQ場です。もともとは普通のBBQ場だったのですが、家族連れのお客様のこんな様子をよく見ていました。

最初はニコニコでやってきたご家族。
お肉を焼いたりマシュマロを焼いてみんなで楽しむ。
でも、子どもがBBQを楽しめるのはせいぜい1時間。ひと通り食べたあとはBBQに飽きてしまい、手持ち無沙汰に。
一方で、大人はもっとゆっくりお酒や会話を楽しみたい。
「もう帰ろうよ〜つまんないよ〜」とご機嫌ナナメな子どもと、「もう少し待ってて、ね?遊んでて」となだめる大人。
せっかくのお休みなのに、誰もがちょっと不満を残すBBQに。

そんな姿をキャンピングカーの中からこっそり見ていたスタッフ。お子様が少しでもこの場を楽しめるように購入したのが、このトランポリンでした。

すると、
子ども👦「こんなの普通の公園にない!なにこれ超楽しい!」

大人👩「ちょっと目を離しても安心だし、体力消耗してくれる(から夜よく寝てくれる)し、何より大人がお酒をゆっくり飲める!」

となり、ご家族皆様に大変喜んでいただきました。

このトランポリンがきっかけで、その後もブランコ、ビー玉コースター、砂場、プレイハウスなど、お子様が遊び込める遊具をどんどん増設。

結果、最後はお子様が「まだ帰りたくないいいいいいい!!!ずっとここにいるううううううううう」と大泣きするという、別の意味で大人を困らせることになってしまいましたが、皆様がそれぞれの時間を楽しんでいただけるようになりました。

だから、今年TamariBaarで一番買ってよかったなあ、と思うのは、このトランポリンなんです。

ただ、私はトランポリンでは遊びません。数年前に別のトランポリンで息子(当時3歳)を抱っこしながら遊んでいた時、飛んで着地しようとした瞬間にピキッッッッという今まで聞いたこともないような乾いた音がして倒れ込み、そのまま一歩も動けなくなったことがあるからです。

はい、ぎっくり腰でした。

一応治りましたが、たま〜に怪しい時があります。怪しいというのは、なんというか、勘でわかるんです。腰が上手く「はまっていない」という感覚。こういう時は、くしゃみ一つでピキッといくことがあるので、くしゃみ一つだって気を抜けません。

一度ぎっくりを経験してしまうと、二度と「完全なるぎっくり前」に戻ることはできない。青春と同じものだなと思いました。

そんな大人にとっては多少リスクもあるトランポリンがあるBBQ場、TamariBaar(タマリバー)はこんなところです。

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