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道成寺の根底にあるシリウス感

能の演目にある「道成寺」では安珍・清姫の伝説という紀伊国(和歌山県)ゆかりの伝説がベースになっています。この伝説は主人公らの悲恋と情念をテーマとした物語があります。

安珍・清姫伝説は、安珍という美しい僧侶に一目ぼれした清姫という女性の情念の物語。みたいなお話です。
清姫の方から積極的に安珍にアプローチ(夜這い)をするのですが、僧侶の安珍は当惑して「必ず帰りには立ち寄る」と口約束をして逃れます。
しかし、清姫がいくら待っても安珍は現れません。約束を破られ裏切られたことに気が付く清姫。
彼女は蛇に変化して日高川を渡って追跡し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺してしまいます。その後、彼の後を追うように道成寺と八幡山の間の入江のあるあたりで入水自殺する。といった内容です。

この男女は因縁のまま輪廻転生するのですが、道成寺の住持の読経の供養により成仏するという仏教説話です。
でも、私はこのお話の根底にあるものは仏教とは別次元ものだと思っています。

このお話はシリウスに関するお話だと思っています。根拠はありません。
でも感覚的に山岳信仰の中で、熊野信仰と蔵王信仰はシリウスB(仮)で、この特徴をキャラクターにしたものが安珍なんだろうな。
あと、池とか水に竜が飛び込む系の説話は大体シリウスAで弁財天や観音菩薩に関連している(仮)と思います。シリウスAは女性的で、この特徴をにキャラクターにすると清姫?みたいな。


中国の創造神話「女媧と伏羲」も同じ感じかな?
これは私たちの持っているアーキタイプのうちアニマとアニムスの関係にも似ている気がします。っていうか私のアニマとアニムスが安珍と清姫的な感じ焼死か水死なのでしょう。
こうやって内面にある意識という箱が作られ、外側にも大陸が作られる・・みたいな。

私がこれまで住んできた場所はだいたいこシリウスっぽい弁財天系エリアや修験道の山寺の近くなので、無意識に痕跡をたどっている?感じがします。

近所を散歩して地面をなめまわすように歩くと良くわからない妄想に取りつかれるので、時々こうやって文章に起こして鞄の中、頭の中を空にします。
パンドラの箱だって開けますよ。
妄想なのか思想なのか知らないけれど書いてさっぱりリセットして寝るのです。そうしないと眠れないから。