_かわいいね_って素直に言えばいい話

素直に「かわいいね」って言えればいい話。

悦セイストのふらぺちいのです。
ポケモンしかやらない日々を送っている。
明日のテストの持ち込みプリント作らなきゃなのに。
ここから厳選を始める。ああ。






乃木坂が好きだ。

どうしてかと言われて「仲間想い」とか「楽曲が秀逸」とか、かっこつけた答えをするけど

好きな理由なんか「圧倒的にかわいいから」でしかない。

かわいいからこそ「仲間想い」な部分に気づくまで観続けるし、「楽曲が秀逸」だと気づけるまで聴き続けることができる。

とにかく好きでい続けることができるのは、「圧倒的にかわいい」という点だ。間違いない。


かわいいから握手会にもいく。決して安くないCD代を払って、朝早く起きて会場に向かう

けれども握手会の時、メンバーに「かわいいね」と言ったことがない。


メンバーに面と向かって言うのは、なんか違うなと。

理由は恥ずかしいの一点しかない。

だからメンバーに「かわいい」と言わない理由として

「かわいいのは前提だから」とか「他のファンが言うから」と理由をつける。

「他のファンが言うから」と言いながらメンバーと天気の話はする。多分最もあがる話題の一つなのに。

与田ちゃんの天気トークのテンプレ感えぐかったろ。


「かわいい」と素直に言える人はモテる。間違いない。

まず「かわいい」と言わたら確実にいい気分になるからだ。

私だって「かわいい」って言われたら嬉しいもん。野郎だけど。嬉しい。

好きになった理由が「彼に『かわいいね』と言われたから」の恋愛話を私は何回も読んでいる。そして読むたびに「いいなー」と思う。

「いいなー」と思っている。けど言えない。

言えない理由として、乃木坂メンバーのように「かわいいのが前提」がある。いまさら何言ってんだよ。お前は元からかわいいよって。


それに「かわいい」と言ったところで

「思ってないでしょ?」とか「誰にでも言ってるんでしょ?」と反論がくる。

こんなのは女の子の照れ隠しにすぎない。

ちゃんと字面にするのであれば「ねえぇ~。思ってないでしょぉお~」である。

ただ私はしっかり怒られているように受け取ってしまう。

「誰にでも言ってるんでしょ?(軽はずみにそういうこと言う人間は薄いから嫌いです)」と言われてる気分。照れ隠しなんかでは無くて、シンプルな叱責。

怒られるのは嫌だから、「かわいいね」なんて言わない。



いつのまにか「かわいいね」が手段になっている。

相手が機嫌よくなってくれることありきのセリフになってる。

無反応だとむかつくから。

むかつくってことは、相手に機嫌よくなってもらうために言ってるだけで、かわいいと思うかどうかは別の話になっているから。




素直な気持ちを言うのは「心の開示」だ。

「あなたに敵対意識は無いですよ」の意味で人に挨拶するように

「私はあなたのことをかわいいと思ってます」の意味で「かわいいね」と吐く。



私は挨拶もできない。挨拶しようと思うと顔が引きつる。

敵対意識はないつもりだけど、無意識のうちに警戒しているのだと思う。

「俺が心を許さないさつ以外にはあいさつしねえよ」なんて厚かましいことは口にしないけど、挨拶をしないことで口にしているも同然の状態になる。

そもそも「心の開示」は人付き合いの根底にあるものではないか。

心を開いてこそのコミュニケーション。これが人見知りする人としない人、童貞とヤリチンの決定的な違いだ。そうだ!

わかったけども、わかったところで急に改善できるものじゃない。

女の子の前で「かわいいね」と言うなんて、そんなの告白するようなものではないか。

好きでもない女の子に「かわいいね」なんて言うもんじゃない。


Q:なんで?好きじゃない子にも「かわいいね」って言えばいいじゃん。

A:だって「かわいいね」って言ったら勘違いされるじゃん。

Q:お前自分のこと真剣佑だと思ってんの?

A:そうじゃないけど、頻繁に「かわいいね」って言ったらチャラいじゃん。人間として薄く見られるのは嫌だ。

Q:かわいくなくても「かわいいね」って言うわけ?それはダメだよ。

A:それがダメな事はわかるよ。でも「かわいい」って思ってても、本人の前で言えないんだよ。

Q:なんで?かわいいって思ってるんでしょ?

A「かわいいね」は「好きです」と同義だと思ってるから、照れもあるし人間関係が壊れそうで嫌なの。


本当にかわいいと思っている女の子にとっておきのセリフとして「かわいいね」を言おうとしているAさん。

でもそれはまずいのでは。周りに「かわいいね」って言わないと、まるでブス判定しているみたいじゃないか。

黙ってるだけでいつのまにかポイントが下がってる。元々持ってるポイントなんてないのに。




もうめんどくせえな。素直に心を開いて「今日もかわいいね」って言え。メイク似合ってるねって。髪形すごいにあってるよって。言えよ。言わないから、22年間も童貞やってんだろ。周りの薄そうな茶髪はみんな言ってるの。勇気出して心を開いて、かわいいって言って、その結果めでたくかわいい女の子と楽しく交尾してるわけ。



卑屈と謙虚は別の意味。私は同じものだと思っていた。ファッション謙虚だった。ただの卑屈。相手に心を許せない卑屈。

「全員に心を許す必要はないんじゃない?」って友人は言う。私は肯定されたいだけだからこの言葉は嬉しい。

でも私は、心開きたい相手にも開けない。すかしてしまう。こわいから。

そんなの皆怖いって思っているのに。あたかも自分だけが怖いと思っている。



素直に「かわいいね」って言えることができれば、私は真人間になれる気がする。まずは、プライドと素直じゃない部分を捨てることからはじめよう。


#悦セイスト

シュークリーム(128円)とピザまん(130円)を買いたいです。恵んでください。