ハンドメイドとSNS検索

自分の作品がたくさんの人の目に入らないと購入には繋がりません。せっかく作品を作ったのに見てもらわないと単純につまらないです。そこで活用されるのがTwitterやInstagramといった各種SNSですが、今回はそのSNSの検索機能に注目してみたいと思います。

特にSNSを始めてすぐの場合は、フォロワーの数も少なく検索機能から見てもらうことが重要になってきます。

実は投稿しただけだと、他の人にまったく見られていない可能性があることをご存じですか？

検索結果は他の人にも見えていますか？

SNSに投稿をした後に、そのまま自分の投稿を検索してみてください。自身を調べることをエゴサーチ(エゴサ)と呼ばれ、否定的に言われることがありますが、ここでは積極的に確認してみてください。

調べ方は色々とありますが、例えばTwitterやInstagramで採用されているハッシュタグ(フレーズの前に#記号をつける)で検索したとします。Twitterなら「話題のツイート」には載らなくても、「最新」のところにはあなたのツイートが載っていますよね。

ではこの投稿は他の人にも本当に見られているのでしょうか？

ログインしていない状態で確認してみましょう！

それではログアウトした状態でもう一度検索結果を確認してみましょう。ログアウトボタンを押してもいいですが、ご利用になっているブラウザがMicrosoftのEdgeやGoogleのchromeの場合は、ブラウザ上で(Ctrl+Shift+N)キーを同時に押すと、ログインされていない状態のシークレットモードになるので、確認に便利で再度ログインする必要がなくなります。

その状態で先程と同じ内容で検索してみてください。同じ検索結果が出た人は大丈夫！もし検索に自分の投稿が出なかった人はここからが大事です。

ご存じの人も多いかもしれませんが、実はこの結果はログイン状態の有無で変わることがあります。この一番の原因となるのはシャドウバンと呼ばれる機能で、利用者本人に気が付かせない形で機能制限をかけて、検索順位が下げられる、検索結果に表示させない、ひどい場合には投稿そのものを表示させない等の制限が掛かります。名前の由来もユーザーに気づかせないことからシャドウバンと呼ばれています。

特にInstagramはログインを長期間しないだけでもシャドウバン状態になることが多いように感じます。あとは作成してすぐのSNSアカウントはシャドウバン状態になりやすいです。

これではどれだけSNSを使って告知を頑張ってもまるで効果がありません。

解決方法は、数日普通に使い続ける、運営に問い合わせる等ありますが、長くなるのでここでは省略します。

ハンドメイド販売サイトのシャドウバン

次に気になってくるのはハンドメイド販売のサイトで同様のシャドウバンは行われているのでしょうか？

私の話になりますが、過去に有名なハンドメイドサイトで検索に表示されないシャドウバンをされていました。私が載せていた販売作品は、ログイン時はキーワード検索で表示されていましたが、ログアウト時は「条件に一致する作品が見つかりませんでした。別の方法で再度検索してください。」とまったく別の結果に‥。つまり私以外の人は検索で私の作品を見つけることができません。

検索に表示されないと、実質は私自身のSNSからの誘導のみでの販売になります。これは話にならないとメール✉で問い合わせを行ったところ、何度かかみ合わないメールのやり取りの後に以下の返事を貰いました。本当は全文載せないとフェアではないのかもしれませんが、私信なので極力短めに引用します。

「本件に関するご案内は以上となります」と一方的に切られたので、これ以上の詳細はわかりませんでしたが、メールの最後にあった「お寄せいただいたお声は貴重なご要望として今後の改善課題とさせていただきます。」の定型文に期待する限りです。

それから1年以上になりますが、その販売サイトでは今のところ登録後に上記のシークレットモードで確認を行ってもシャドウバンの状態は確認できませんでした。

可能性としては以下のパターンが考えられます。

・「今後の改善課題」として改善された

・売上がよくなって検索優先度が変わった

・「このクレーマー面倒だな」と検索優先度が変わった

出来るなら一番上の改善がされたと期待したいところです。

私の方ではシャドウバンを確認しづらくなったので、もし新規登録者や検索でのアクセス数が伸びない人は、お客様からの視点を確認してみる意味でも、作品を登録後に確認をしてみるのを強くお勧めいたします。