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言葉が出てくる環境

今は昼。久しぶりに晴れた空は、驚くほど青い。午前中に読み進んだ資料の分だけ、まだ頭が重たい。

重い頭のままだと、心の様子にあう言葉が浮かびづらい。候補に使える言葉の数がかなり減っている。この言葉が、この心に最もしっくりくるのだろうか。悩むことも増えてくる。

朝、向き合うときには。ぴたりぴたりと心にあう言葉が目の前に現れるような感覚。思いつく言葉は少ないけれど、気づいたら心の様子が目の前で形になっていく。

夜は、人間の力技で心を形にしていく。ひっぱりだすような、押し込むような感覚。言葉が重なって山になったものから、心の様子を切り出してく。

昼過ぎに、急に思い立って書き始めてみた。重い頭のままで形に出してみようとしたけれど、望んだようには形にできなかった。おかしいな。業務報告書のように、調査の内容を取りまとめる文書はいくらでもできる気がするのに。心の形はいっこうに、言葉になって浮かんでこない。

自分で思っていたよりも、ずっと。言葉は出てくる環境を選ぶものらしい。

朝がいいかな、夜がいいかな。
昼に書いてみるという選択を、私はしばらく持ちそうにない。

心の形を言葉に残していきたいのなら、するっと言葉に取り出せる時間を覚えて行こう。

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