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2009-02-14じっと手を見る。

自分の母親の手相、なるものを、先日はじめて観ました。
といっても、私がわかる範囲のレベルなんで、ごくごく大まかなことしかわかんないんですが、それでも「へぇーそうなんだ!なるほど」 ってかんじ。(最後の方に、いちおう観察記録を載せました) 新たな発見があった、というよりは、よく知ってる人を他の角度から眺めて、やっぱりそうだったんだー、と再確認した、というのが正確なところかもしれません。

なんといってもワタクシ、ふだんから他人様の身体つきとか、動き方とか、質感とかをずーっと観察する → 印象とか分析を、日常語として通用するコトバに変換して、ご本人にお伝えする → それをネタにあれこれ話し合う、といったプロセスを、ふだんの仕事の一部としております。それはまぁ、、、広義の人間観察、ですわね。きっと。

===マニアックな説明===
占いは、大きく分けて、「命・卜・相」に3分類できるらしいんですが、手相とか、顔相は「相術」のカテゴリに属します。で、およそ、もともと東洋的発想では、「命・卜・相・医・山」の五術がセットにされることもあるようで、東洋医学の古典には、命術や相術と共通する考え方も含まれています。(と、思われる) そんなわけで、私は顔相の本とか結構好きで持ってたりするんですが、開くと間違いなく眠くなって寝てしまうので、宝の持ち腐れです。ぜんぜん活用してないですね。はい。
===説明終わり===

仕事中に患者さんの手のマッサージしながら、手相をひっそり眺めていたりするのは、実は私にとってはよくあることなんですが、たいていは黙って見るだけです。(それに、私は細かい線のことはよくわかんないんで、あくまでも全体の質感と大きな線と構成だけを観ています)

よほど「うわぁ、いいなぁ!」と思ったり、すごく個性的な手相だったりすると、黙っていられなくて、感想をお伝えすることもあります。でもそういうときには、いいなぁ、と思った点だけ言うし、それもあくまでも私の感想、として、さらーっと話題にするだけです。(そこから話が膨らむこともありますけどね) で、それは私自身としては、身体つきとか、質感についてコメントするときとあまり変わらない感覚だったりするのですが、やはりそれはちょっと取り扱い注意、な話題であると感じています。

なぜなら、たとえば、いちどそうやって治療中に手相の話をしたら、
「えっ?!じゃぁいつお家を買えるか観てください!」
って言われました。ふざけてる、、、ようではなかった。

へ??? あー。そういう風に思うんだ。
やべー、しっぱいしてしまった。
そういうときに私、かなり後悔するのです。
あぁー、またやってしまったー! と。

「うーん、、、そういうことは私にはわからないのです。ゴメンナサイ。将来の計画を、よくよくご主人と話し合って、ファイナンシャルプランナーとかに相談するってのはどうですか?」

と、そのときにはそう答えました。
うぅ、、、勝手に手相観といて、そういう言い方してしまうのもいけなかったかしら、といまだに思うのですが、自分の中には、それ以外の答えは見つからなかったです。こころの中のことならまだしも、世の中での具体的出来事に関しては、手相見るより、現実の原則に従って考えて動いた方が効率良くていい、って思うんですけどねー、私は。

まだまだだなー。


ちなみに。(ほとんどメモがわりですが)
うちの母の手を観たかんじ。

●手自体は赤みがかったピンクで、肉感はしっかりめ。(生命力とっても強そうです)

●線は全体にくっきりと、細くて深い感じで、直線的な構成で、特に感情線はまっすぐで短い!(私はいつも「さすが原始人っ!」と言ってるんですが、うちの母、このうえなくシンプルで単純で、理屈不要な人です。でも、おそろしいくらいに優れた動物的カンに恵まれております。ちなみに月サインは牡羊ですなぁ。いかにもです)

●生命線と頭脳線の起点が大きく離れているのが特徴的。これ、確か「じゃじゃ馬相」って呼ばれてるはずです。


それから。
私の手のかんじはこんな。

指が短くて、まるまっちい手です。昔はすごーく華奢な手でしたけど、いまはもうぜんぜん、ですねー。まだ華奢な手だった頃の友人が、私が鍼灸師になってから久しぶりに会ったら、私の手をとってまじまじと見て、「すげぇ。別人になったなぁ!たくましく生きてるんだなぁ!おれは嬉しい!」と、むっちゃ激しく反応してたことを思い出します (^^ゞ

●右手はさっぱり(社会的側面、かな) 左手はこってり(私的側面、かな)

●2-3年前から、はっきりと副生命線が出てきた。(過酷な環境に耐え続けたら、ますます頑丈になったってことでしょうな。もともと丈夫にできてましたけど・・・)

●全部の指の腹がふっくらと盛り上がっている。(こういう手の人は、手を使う仕事は天職ですね♪と誉められたことがあるので、これはとても気に入っているのです)

●左手のながーい感情線。(小さい頃から、両手とも鎖状の感情線でしたなー。単純シンプルな母とは大違いだ!) 左手の感情線の先は大きく房状に分かれて広がっていて、そのうち一本は、示指まで届きそうなくらい長い。(そんなに濃いかなぁ? まぁ仕事で使いきってる、ってことなんでしょうかしらね、たぶん)

治療家としての腕を磨くはずだったのに、いつのまにか占い師になっています。どこに行ってもしぶとく生きていたい。