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永い言い訳:何のために生きていくのか

スマホですこーしずつみた、永い言い訳。

幸夫と陽一くんが海辺で遊ぶ子どもたちを眺めながら、こんなやり取りをするシーンがある。

幸夫 「守るべきものがあるっていいな」
陽一 「守るべきものがあるって大変だよ」

自分のことで精一杯なわたしは、もうひとり、自分が守らねばならない脆弱な生命が存在するなんて、とても大変なことだろうと思っていた。だけれども、それこそが生きる糧になることもある。

多くの人は、おとなになるにつれて、もう自分の幸せを追求するのに飽きるのか、諦めるのか、満足するのかもしれない。

だから、他人のためとか、子どものために自分の人生を使おうという心境になるのではないか。

「メゾン・ド・ヒミコ」という映画の中で、オダギリジョー演じる主人公が、「生きる欲望がほしい」と言う。その言葉がわたしの心の片隅にずっと刺さっていて、また頭に浮かんだ。

パートナーに対する愛、子どもに対する愛、神に対する愛…こうした愛を人が求めるのは、それが生きる欲望になるからなのかな。

花を買って生活に彩りを…