今回は、個人ですでに5000人以上の転職支援をサポートされてきており、人材紹介会社「Tamesy」、キャリア(アドバイザー)エージェントでもある古田佳祐さんにインタビューしました。古田さんはIT業界、エンジニア転職に強く、今まで数多くの業界未経験者の方をエンジニアとして転職成功に導いて来ました。その古田さんの仕事に対するポリシー、転職者の方への熱い思いに迫ります。

大学卒業後、新卒で採用コンサルティングの会社に入社し、新卒、中途の採用に関わる全ての業務を経験する。その後転職し、採用関連の新規事業や企業のIT側面での採用サポートに尽力。同社にて開発エンジニアとしてもメディア部門の統括を担当。人材採用、エンジニアに関する仕事をしてきた経験を活かし、自身で人材会社を起業し、現在に至る。

Q.主にどんな方の転職をサポートをしていますか。

古田さん：20～29才の方達が多く、8割近くになります。現代の20代の方達はお仕事に悩んでいる方が非常に多いです。
SNSなどの普及により、簡単に情報を得やすくなっているのがよくも悪くもあり、
それがすぐに退職する原因になっていると感じる時があります。

SNSで情報発信されている一般の方の意見を鵜呑みにしてしまう方が多く、それをすぐに信じてはいけないという事をお伝えするように意識していますね。

それこそ私と面談される方の多くは、学歴に悩みを持っていたり、正社員の経験がない、業務経験がない、そのような方が多いです。

その方達が職場のレベルアップを図るには、まずは自分の市場価値をしっかり理解する、その上できちんと努力するべきことはする、そこで始めてスタートラインに立てる、という事をお伝えするようにしています。
もちろん、そのサポートは全力でさせていただきます！

Q.具体的に転職サポートにおける得意な業界・職種はありますか。

古田さん：IT業界における、エンジニア転職が一番得意ですね。
この数年エンジニアを未経験から希望する方も非常に増えてきている印象です。
エンジニアの中にもいろいろ種類があり、例えば大きく分けると開発エンジニアとインフラエンジニアというのが2つあって、未経験の方がいきなり開発系にいくのは難しいですが、エンジニアの基本であるインフラエンジニアの転職可能性はまだ高い形です。

まずはインフラエンジニアとしてエンジニアとしての土台を作り上げ、その後に開発系エンジニアとしてのキャリアを築くのが王道ルートだというお話をさせて頂いています。

Q.実際に転職を成功された方の年収相場はだいたいどれくらいでしょうか。

古田さん：年収相場は約300万円から600万円ぐらいです。少しでもエンジニアの経験があれば、やはり年収は上がりやすくなる形になります。

全くの未経験の方は300~400万あたりで、業界未経験でアルバイトだけの経験だけだとしても、年収400万を目指せるのはとても夢があると思いますね。
支援させて頂いたほとんどの方が、大きく年収アップしています。

Q.実際に転職されている方の具体例を教えて下さい。

古田さん：高校卒業し大学に進学したものの、途中で中退をしてしまった、そこから正社員として就職することなく、だいたい10年ぐらい過ごし、30才を目前とした中で、何か手に職をつけたいと発起し、エンジニアというものに挑戦したい、という方が非常に多いです。

フリーターから IT エンジニアになるっていうのは、人が見ると本当にできるのかって疑いたくなるようなキャリアアップではありますが、実際今まで何百名とサポートをさせて頂きました。

大体エンジニアの就業サポートでは、7割8割ぐらいが男性ですが、最近は女性が増えてきている印象です。
数年前までは女性は1割いるかくらいでしたが、女性でエンジニアを希望される方も2～3割程度に増えてきていますね。コロナの影響もあり、リモートワークで働けることでワークライフバランスを目指せる職業としても、注目されつつあるのかもしれません。

Q.転職支援をされている上でのやりがいを教えて下さい。

古田さん：エンジニアという職を全く知らなかったような方達が、私が支援させて頂いた企業でどんどん成長し、「こういうサービスを新たに作ったんです」、「このようなアプリ開発したんです」という報告をしてくださり、世の中の方がそのサービスを実際に利用しているところを目の当たりにした時、本人以上に感動しています。純粋に嬉しいなーって言う気持ちになりますね。

転職したから終わりではなく、その後も親身にコミュニケーションを取っているからこそ、そのような成長を遂げてる実感を肌身に感じとれるところがあります。
正直、それほど本気で１人１人の方と向き合っていないと、全くの未経験からエンジニアというのはただですら難しいというイメージを持たれがちなので、1人に対するサポートや熱量を徹底しているという実態があります。

Q.今までで印象的だった転職者の方のエピソードを教えて下さい。

古田さん：地方の男性の方で、妻子持ちの方だったのですが、東京で新たにエンジニアとしてキャリアを築くと決意された方がいました。

エンジニア未経験と元々営業職でしっかりと働いていた方という事もあり、上京してエンジニア就職するのに、約200万くらい年収がダウンしてしまう状況でした。
ただですら家族を連れて上京するのも大変ですし、それで年収が下がるという事で、非常に苦しい決断でした。

 そのため、私も奥様などとお話しさせて頂いたりして、エンジニア転職を納得して頂く形となりました。
今後必ず年収があがる保証はありませんでしたが、一時的に痛みを伴っても、東京でふんばってエンジニアとして成長すれば、今以上に良い収入になるという事は、私と旦那さんとの共通認識でした。

そして、その方は現在エンジニアとして大きく飛躍し、エンジニアのプロジェクトマネージャーとして働いていらっしゃいます。

経済的にも精神的にも大変だった中をのり超えて、今では地方でもらっていた年収よりも2倍以上もの収入を勝ち取られており、転職支援をした私に感謝して下さった事が、とても印象に残っているエピソードです。

この方意外にも、すごく印象的に残るエピソードは上京される方のエピソードが多いですね。
何十年も地元でしか生活していなかった方が、いきなり社会人として初めて上京をしてくるのはとても不安だと思います。だからこそ、親身に寄り添って、色々とお話をさせて頂いた方達が、そのまま東京で根付いて何年も頑張っている姿をみると、やはり嬉しいですね。

私も地方出身であるので、応援していきたいなという気持ちも強いです。
１人の人の人生を大きく変えている仕事なんだと、責任感を強く感じています。

Q.転職支援をする上で、求職者の方に対し心がけていることは何ですか。

古田さん：1番気をつけている事は、とにかくスピード感をもつこと。連絡をもらったら、なるべく速く返すようにしています。
やっぱり何十人を同時に抱えていると、なかなかレスポンスの速さを維持するのは難しいのですが、連絡をかえす時には1時間以内で返すなどを常に心がけています。信頼関係を維持していくためにも大切な事だと考えています。

もう1つは、間違っていることは間違っているという風にはっきり伝えることを心がけています。オブラートに包むことによって、人によっては伝わらないケースも多く、結果それがその人のためにならないという事を数多く経験しました。
なので、大切な事は、普段からはっきり伝えるということを心がけています。

今はコロナでオンライン面接が多いのですが、面接に平気で1、2分遅れて謝罪もしないという人が非常に多いです。面接に多少遅れてもいいという感覚でいること自体、面接を受ける人のマインドになっていないと、はっきりと伝えるようにしています。

Q.これから転職しようと考えている方へのメッセージをお願いします。

古田さん：会社・サービス名「Tamesy」の名前の由来はとても分かりやすく、「試しに転職しちゃいなよ、
それぐらいの気持ちで来ても、転職っていうのは大丈夫だよ！」
というメッセージが込められているんです。

正社員経験がない、フリーター経験しかないような方が、何か新しい業界にチャレンジをする、それこそ IT 業界のエンジニアとなると、よりハードルが高いイメージが強いと思いますが、実際はそんなことはないんです。

やることさえちゃんとやれば、誰でもちゃんと就職はできますし、もちろん IT 業界でも、エンジニアでもなれるよ、ということを一番強く伝えたいです。
自分はダメだとか悲観的にならずに、まずは一緒に話をしましょう。

そして、転職って履歴書がめんどくさい、面接対策がめんどくさい、何かとめんどくさいというイメージがまだまだあると思うんですが、それらも全部私に一括して任せてもらって大丈夫です。
きっとあなたが想像していた以上に、私が奔走するので、あなたは安心して転職活動ができると思います。
たとえ他のエージェントで断られたとしても、私であれば最後までサポートを全力でします！もちろんエンジニア以外の就職もWelcomeです！

とにかく1人悩んでいるなら、まずは面談に来て、一緒に前に踏み出しましょう！

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