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『凡事徹底』

「凡を極めて非凡に至る」
 ⇒誰にでも出来る平凡なことを
  誰にも出来ないくらい
  コツコツと徹底して継続すれば
  頭一つ抜きん出た
  非凡の域に達する!

二度目

今の時代には
古めかしい響きの四字熟語

この言葉の存在を
強く意識したのは二度

一度目は10年前の夏の甲子園・・・
 前橋育英高校
 初出場・初優勝を飾った際
 同校を率いた荒井監督が
 チーム作りとその指導の
 根幹をなすモノ(凡事徹底)として
「誰にでも出来ることを
 誰も出来ないくらいやろう!」・・と

二度目は先日目にした
 WBCの白井ヘッドコーチ
 インタビュー記事の中

“侍ジャパンの勝因は?”と問われ
「出来ることを
 誰よりも徹底してやりきった
 つまり『凡事徹底』なんです」・・と

その中のひとつが
「とにかく全力疾走して欲しい!!」

初戦(対中国)の一塁ゴロで
 ヌートバー選手は全力疾走し
 相手のミスを誘った

徒労に終わる可能性の高い
 一塁ゴロだとしても
 ヒットの可能性云々ではなく
 全選手が同じことを周知徹底・実行

「セーフかアウトかは
 相手選手にもよるが
 全力疾走は我々が出来ること」:白井談
 ・・なんとも天晴れだ!

なぜ刺さる!?

テクノロジー全盛の今
生産性や効率性が
 幅を効かせるなか・・・

優勝したから刺さるのか!?
(もちろんそれもあるだろう)

不易流行的な先人達の教え
 時代はもう少し重要視しよう
 ・・・なのか!?

親や教師や社長や上司が
 都合良く引っ張り出してきて
 引用したいからなのか!?

はたまた
 世の中の潮流に飲み込まれそうな
 私のような凡人が・・・
 せめてそういったことにすがることで
 “生きる”ための拠り所
 したいからなのか!?

いらないプライド

やれることを
 誰よりも
 徹底して続けることは
 本当に難しく・・

そのまた一方で
やり切ったつもりでも
 端から見れば
 足りてなかったり・・・
 浅かったり・・・

時には
「人によく思われたい」という
 エゴや承認欲求が頭をもたげ
 カッコつけや惰性や誤魔化しに
 すり替わってしまったり・・・

それらを阻止したり
 払拭する意味でも

 どんなゴロでも
 一塁ベースまで全力疾走する!
 
 という
 自分への約束事や決め事を
 模索せねばと・・・

『凡事徹底』
 言うは易し行うは難し・・・
 そして自身を飾る言葉として
 決して使ってはならず・・・

 そんな
 忘れてはならない四字熟語!!

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