あまのじゃくは私の中でどんどん大きくなっていった。
彼女の話が入ってこないし、否定もしくは
自分にはできないかも…と言ってしまう始末。

家に帰っても楽しかったのにモヤモヤ。
ずっと、そのことばかり考えていた。

新しいお店の複雑そうな料金体系
受付、電話、着付け、ヘアメイク、お子様の対応、
雑用など任されるらしい。

ここ最近、ネットで暇さえあれば
保育系のパートを検索していた。
私の都合の良いパート先はなかなか無い。
彼女のお店なら今まで生きていた中での経験が
全て生かせるし、多少の融通もきくし
最高な場所になりそうにのに。

でも、私の心は悪い方向に…
彼女のいいように使われるんじゃないか？
時給と内容が…あってない？
やること沢山ありそうで、不安。

なんで、そう思うんだろう…

内観

してみた。

彼女から
『今日ランチに誘ったのは…』と、言われたのが
ショックだったのだ。
友達だと思っていたのに…そうではなく
仕事のスカウトだったから。

そーだ、友達ではなかった。
それが自分の中で認められなかった。
彼女と友達になりたかったんだ、私。
だから、悲しくなっちゃって…あまのじゃくが出てきちゃった。

彼女は最初に出会った時に、
仕事仲間として声を掛けてきたんだった。
私も、それを受け入れていたはず。

元々
彼女の『仕事が楽しい♪』と言う
言葉を聞いて、こんな人初めて！
こんなに仕事を楽しんでいる人と仕事をしたら
どうなるんだろう？

そんな人と仕事をしてみたい！

それが私の当初の願いだった。
初心忘れるべからず！だ。

数日、自分のことばかり考えていたから
彼女にお礼のLINEをしていなかった事に気づき
遅くなったが
お礼と、着付け講習の申し込みの連絡を入れた。

さぁ、私これからどうなるのか？？？
そして今日は保育士試験の実技の合否発表だ！