明らかな女性蔑視を、真正面から批判できない幼稚で下劣な日本社会

youtubeでも、講演は見れるので、切り抜きなどではない。麻生は(敬称略)明らかに、女性の容姿に基づく蔑視発言を公衆の面前でして、その講演を聞きに来た少なからぬ参加者は笑って受け入れている。冗談として認めているわけだ。

メディアの反応も、記事にはすれど、その批判はとても弱い。何のことはない。普段、どれだけ綺麗事を語ろうが、多くが権力者には忖度していて、麻生を特別視しているわけだ。

これが日本社会における「普通」なのだ。「通常運転」なのだ。総理大臣にまで上り詰め、皇室とも血縁関係をもつほどの政治家なら、どれだけ耄碌して、低能で恥ずかしい冗談を講演で語ろうが、ほんとうの意味では誰も咎めない。

女性の容姿に基づいて、少なくとも一般社会人である成人男性が公の場で冗談を飛ばすのが、普通に受け入れられる社会は、低級で恥ずかしいと本気で思えず、それを受け入れ認めているのが、日本の一般社会というわけだから、芸能界はもちろん、一般人である個人の動画界隈が、少し距離をおいて冷静に見れば、どれだけ低級で下劣で気持ち悪い言舌で溢れていようが仕方ないだろう。当然そんな大人たちの文化、下劣さは、未成年にもしっかり受け継がれていく。

クソ真面目になれではなく、人前での最低限の常識を失った大人たちあまりにも増えすぎて、それが今の日本社会に蔓延し、それが普通である。それでいいのであると未成年も当然思うだろう。

だが自分で少し考えれば、公的な場で異性に対して容姿に基づいた冗談を言うのが、どれだけ的外れで幼稚で低俗か、誰でもわかるはずだ。つくづく不思議なのだが、それがわからない大人がどうして、日本の現役の大臣でいられるのだろうか?

それを許している日本社会、そして有権者は、やはり、どうしようもないクズであると、私は本当に思う。こんな最低限の常識を守れない政治家を生み出し、許してきた私達、大人の責任なのだろう。

そうなのだ。私もクズだしあなた達の多くもクズというわけだ。クズ大人ばかりがのさばっている国が日本であろう。


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