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ホラワだったの忘れてた・・・

調査報告#007

唐突なタイトルですが、カミトコ調査員報告です〜

 カミサマガイルトコロってホラーワールドだったの覚えていますか?
カミトコにくると、多くの人が懐かしさを感じるとか、居心地がいいとか、のんびりしていると言った、前向きな発言をされています。

初期の頃のワールドサムネはこんな感じ

ここで、カミトコの紹介文を改めて見てみましょう。

このワールドは作者の家に代々伝わる古い稲荷神社をVR空間に8割増し豪華に建てたワールドです。 現実と繋がっていて現実とは違う、この不思議な世界をお楽しみください。

Cluster カミサマガイルトコロの紹介文

 とあります。題名にある「カミサマ」とは稲荷神社なのかもしれません。そして、稲荷神社といえば、お狐様です。お狐様というと人を化かすと言われています。実はこのワールドは化かされている世界かもしれません。その本当の姿を見た人がいるとかいないとか・・・・

 さて、稲荷神社は日本の各地にありますね。これを稲荷信仰と言うそうです。この稲荷信仰で祀っているのが穀物の神『宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)』といいます。稲荷信仰では狐が五穀豊穣、稲の豊作を知らせる「神の御使い」だそうです。

 そういえば、カミトコには田畑はありませんね。いつかできるのかなぁ

稲荷神社

 ちなみに、神仏習合では荼枳尼天(ダキニテン)と言う、人の精気をたべる神とされ、狐憑きなどの怖い風習ともごちゃ混ぜになって今に至るみたいです。

 さて、カミトコの時代は令和の現代からはかなり昔の昭和の時代になります。昭和が近くて遠い世界になってしまいましたが、昭和はまだまだアナログで土地の匂い(今ほど全てが綺麗に納まっていないと言う意味)がまだまだ残っている時代でした。私個人の考えですが、昭和にはアニミズムというものがまだまだ残っていたと思うんですよね。まだ、ここまで宅地化が東京近郊でも進んでいなかった時代、ちょっと住宅地を外れると畑道や雑木林があちこちに残っていて、子供たちは勝手に森の中に道を切り開いて秘密基地を作って遊んでいた。街には、高度成長期が終わっていたとはいえ、まだまだ人が溢れていたし、農村も若者が比較的残っていた。お年寄りは今よりも昔ながらの風習を守っていて、地域ごとにお祭りや、その土地の伝説が語り継がれていた時代。子供たちも説明し難い不思議な経験をたくさんしていたと思う。だから、もののけもまだまだ健在だったと思うのです。

昭和の街並み

 で、カミトコです。カミトコの作者さんがこのワールドを作った時に無意識に昭和の記憶とモノノ気がここワールドの中へ入り込んでしまったのではないかなと。

 と前置きが長くなりましたが、というわけでカミトコでは怪奇現象が昔から起き続けていました。特に昼ではなく夕方以降の時間帯にです。

逢魔が刻

 一番有名なのは、逢魔が刻のアレと地下迷宮です。これについては「始まりは逢魔が時」の報告書に記載しているので読んでいただければと思いますが、この時間帯の雰囲気ってうまく説明できないんですが、昭和の暗さを感じるんです。切なさというか寂しさというか・・・・怖いというよりは「虚」という感じが似合う感じです(あっ、あくまで個人的な感覚ですけどね〜)
 そして、以前あった地下迷宮では鬼が鬼ごっこをします。この時の寂しさって、「あの消えてしまった子」のイメージで・・・昔は今よりも子供が消える(さまざまな理由)ということがそれなりにあったと聞きます。そう言った子に対する記憶が残っているイメージですね。
 神社はそう言った暗の部分を受け止めるための装置そして存在していたのではないでしょうか?結界という言葉がありますが、日本の結界って外国人には理解し難いケースが多いらしいです。例えば、大きな石が道の途中にぽつんとおかれていると、それでもう結界な訳です。これを日本人は暗黙の了解として理解できたのが昭和という時代(今はどうなんでしょうね〜)

地下迷宮

 さて、題名の「ホラワだったのを忘れてた」の発端は、第5シーズンに入ってできた学校でした。秋口からここまでものすごい勢いでカミトコが変化していく中で、すっかりカミトコの闇の部分を忘れていました。
 この学校へ深夜に行くと、不思議なことがたくさん起きます。それ自体は他の方々が情報発信しているのでここでは深く触れませんが・・・・
 学校というのも先ほどの「あの消えてしまった子」のいる場所だったりするわけです。放課後の人気が減った学校は独特な雰囲気があります。部活や何かのイベントで暗くなるまで学校に残っている時のあの不思議な雰囲気。それを思い出しました。

第5シーズンの新たな名所:学校

 ぜひ、深夜のカミトコではプライベートワールドでVRで学校へ!

はい、今回は、ちょっと独自の考察多めですが、こういうのもたまにはいいよね。


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