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3度目の更新。奇跡の物件と大家さん。

教室として使っている物件、味の有りすぎる古民家を賃貸してはや6年が過ぎ、7年目に入った。先日無事、更新の手続きが終了。
また2年、引き続き使わせていただけることになった。

この物件にめぐり合ったのはとても奇跡的な出会いで、その時のこともまたおいおいnoteにまとめたいと思いつつ。

物件は1軒家で、築年数は大家さんもきちんと把握してないくらいの年代物。たぶん、50年以上じゃないかと大家さんの話。
外から見たら外壁はペンキがはがれたトタン板だし、屋根も劣化して飛んでいきそうな瓦。なかなか今にも壊れそうな雰囲気を醸し出している。
そんな外見なのだけど、中に入ると、とっても落ち着く空間。
おばあちゃんちに来たみたいです~。なんて言っていただいたり。いい波動を感じます!!!なんて言ってくれる生徒さんもいたり。
良い気が流れてますね、というのはかなり多くの生徒さんから言われた。
生徒さんがいい人ばかりで私は恵まれているという話をしたら、この場所がそういう人を呼び寄せんるんですよ!と言われたこともあった。
目に見えないそういう漠然としたものは私には良く分からないんだけど、自分がやたら落ち着く空間、というのは事実ある。

となりには大家さんが住んでいる。
この大家さんご夫妻が、それはそれはとてもいい人で。陰ながら、私の仕事をいつも応援してくれている。
私は大家さんに利益をもたらしているとは思えないほどの値段で借りているのだけど、日ごろの庭の草抜きから、先日はいつの間にかできていた庭のハチの巣の退治。さらには、お金のかかるメンテナンス関係(トイレの水漏れ、ブレーカーの増設工事、床の補強、崩れてきた土壁の修理、・・・etc.) 私が困ってると、すぐに対応してくれてきた。

そんな私の困りごとの対応で、私が払う家賃の利益なんてすでにふっとんでいるかもしれない。大家さんにとってこの家は、不労所得を得るためのものではなく、今や私の応援というか、全国から来る困っている方々を助けたいという私の気持ちに賛同しての、スポンサーとなってくれているのかもしれないと。最近そう思うようになってきた。

そんな大家さんが、ある日、外壁のペンキがはがれかけてるのがかわいそうだから、塗りなおす?と聞いてくれた。
いいんですか?なんて喜んでいたのだけれど、「見積もりを取ってみたら、100万円超えだった、ごめんなさい、ちょっと難しいかも、」とのことだった。

私が契約を終えたら、この家は取り壊して更地にするか畑にするという話なので、そんな物件に100万円なんて、いやいやそれはいいですいいです!!気持ちだけで充分です、と話したのが確か去年だったか。
さすがにその値段つぎ込むなんて大家さん、絶対やめたほうがいいです、と心から思った。

そんな中で、見積もりの際に屋根の修理も考えたほうがいいと言われたらしく、それがまたかなりの金額になるという話だった。(もしかしたら、その屋根の修理も込みで100万円という見積だったのかも?ちょっと記憶があいまいですいません)

とにかく、万が一、今雨漏りしたとしたら、それを修理するのはちょっと厳しいんだという話をされた。
つまりは、今の仕事場は、雨漏りがした時点で、撤収を余儀なくされる。
雨漏りするまでの期間限定!!!!

それからは、台風や大雨などが来るたびに、ドキドキする私です。
今週末も台風か。

契約更新したものの、いつかその日は来るかもしれない。
その日がずっと来ない奇跡を信じて、今は教室を続ける私であった。
次回契約はまた更新されるのか、、、!? 答えは2年後に!!!

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