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【原付日本縦断】#最終回 福岡(北九州市)〜自宅 旅の終わりに添えて

横須賀行きのフェリーの乗船時間は21時間。

どこまでも広がる海を眺めながら、これまでのことを思い出していました。


そうこうしているうちにキラキラと輝く横須賀が見えてきました。

20時45分。
九州を満喫したライダー達が一斉に帰路に向かいます。

みなとみらい、銀座と都会のど真ん中を通りながらようやく自宅に到着。

これをもって日本全国を縦断する47日間/約4500kmの旅が終わりました。

最終回では、今回の旅で感じたことをまとめたいと思います。


原付50ccで日本を旅する楽しさ

日本縦断を終えて皆様に伝えたいのは、原付50ccで旅をする楽しさです!

リトルカブ50よく頑張りました!

・制限速度30km
・山道はパワー不足でかなり遅い
・通れないバイパス多数
・スレスレをトラックが抜かしていくので怖い
・後ろの車のイライラを背中に感じる

など快適な旅とは程遠い乗り物ですが笑

この道でこの車を先に行かせて、、、
この道が通れないからこっちで、、、

なんて毎度考えながら走る日々は意外と楽しかったり。

海も山もたくさんの道を走りました!

例えると修学旅行の夜みたいなもので笑

先生が見回りに来るという不自由があった方が、旅って楽しかったりしませんか?笑

かなりハードでしたが、そういう意味では50ccのカブでの旅はとても楽しかったです!

焦りと不安に悩まされた日々もあった

仕事を辞めて日本を旅する。
なんていい響きなんでしょうか?

旅を終えて思い出すと楽しい思い出ばかりが浮かんできます。

ただ、不安や焦りに苛まれた日々があったのも事実です。

一日中カブに乗っていると色々なことを考えます。

「みんなが働いている時にこんなことをしていていいのだろうか?」

旅の途中、何度も浮かんできた言葉です。

ライダーハウスの受付名簿の職業欄に「無職」と書く度に。

減り続ける預金残高を見る度に。

「早く旅を終わらせて安定した仕事に就かなきゃ!」

なんて思ってしまう日も少なくありませんでした。

出会いに救われて旅が楽しくなる

そんな僕を救ってくれたのが人との出会いです。

・立ち寄ったライダーハウスのオヤジさん、ママ。
・相部屋になって仲良くなったライダーさん達。
・道中や道の駅で声をかけてくれた人達。
・このノートのフォロワーさんの優しいコメント。

挙げ出せばキリがないほどの素晴らしい出会いに恵まれた旅でした!

出会った方達の言葉や励ましが、前に進む原動力になっていました!

お母さんにもらった弁当の味は忘れない

カブで走ること。
知らない景色に出会うこと。
誰かに出会うこと。

どんどん旅自体が楽しくなっていきました!

ライダーハウスのオヤジさんに言われた言葉が忘れられません。

「仕事を辞めて旅に出るって、勇気を出して一歩進んだんだからさ、ここで逃げ腰になっちゃダメだよ!攻めていこう!」

また行きたいなぁ、

またいつか旅に出る

今こうして旅を終えて、荷物を整理し終えて。

さてこれから僕はどうやって生きていこうか、なんて考えたりしています。

いつまでも無職でいるわけには行かないので、また社会に戻っていくんだろうなぁと思います。

こんな風に贅沢に時間を使うことはできないけれど。

全国各地に会いたい人がたくさんできました!
また必ず会いに行きたい!

僕はまたいつか、出来る範囲で旅に出たいと思っています!


それに心残りが一つありまして。

それは北海道のホクレンライダーキャンペーンでもらえるフラッグが欲しい!ということ。

またセイコーマートのカツ丼も食べたい!笑

夏にバイクで北海道を訪れてホクレンで給油すると、エリアごとにフラッグがもらえるそうなんです。

僕は4月に行ってしまったので、ぜひいつか夏に行ってこのフラッグを制覇したいと思っています!

旅の宝物

では最後に旅で得た宝物を紹介します!

今回の旅の目的だった、日本四極踏破証明書

表面、綺麗に持って帰れて良かった!
裏面、額縁に飾ります笑


そしてカブの後ろにこんなものを括り付けていました。

この板の裏側に出会って仲良くなった人に一言メッセージをもらっていました。

その一つ一つを見る度に、その土地の空気感や匂いまで思い出せます。

一生物の宝物、経験ができた、最高の旅でした!     

長い間読んでいただきありがとうございました!
全ての方に感謝です!

END

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