見出し画像

旅行中うっかり体温39度超えて苦労した話

はい、たましこです。

こんな体温うっかりで出ません。原因はあります。先に言っておきます。感染性胃腸炎らしいです。
ちなみにワクチンは8月の始めには既に2回接種済みです。

旅行はいいぞ

9月の秋分の日と有給を一日、そこに土日を加えて4連休を取得した私は、「コロナ落ち着いとるし田舎の温泉旅館行かん?」と思い、ツレと行く事になりました。

感染症が流行っている今旅行なんて、と思うかもしれませんが、当然宿側も感染対策をしています。GOTOで感染拡大したというエビデンスも乏しい以上、きちんと感染対策をすれば行って良いものだと考えています。

"田舎の"という部分には強い意味はありません。温泉が好き、自然が好き、行きたい温泉がちょうど田舎、そもそも新潟住みなのでどこも田舎(県境越えたくない)だったり、しょうもない感じです。

田舎の温泉旅館は個人的におすすめです。感染症対策のためにエレベーターのボタンを押すための綿棒が配置されていたりします。

旨いものをたらふく食べられます。

いい風呂に入れます。
(上の写真は旅館内の貸切り温泉) 

もう行かない理由はありません(誇大表現)

レンタカーを借りて、大体家から一時間位の温泉旅館を3件回る旅行プランを組みました。新潟には温泉が数多くあり、それぞれの泉質を堪能する旅です。

「お昼過ぎに宿につく→温泉入る→部屋でダラダラ→旨い夕飯→部屋でダラダラ→温泉入る→早めに寝る→少し早めに起きる→朝風呂→朝飯→部屋でダラダラ→宿を出る」
これが私なりの王道です。
皆さんも旅行に行って地方の経済を潤わせましょう。

発熱

事件は3日目に起きました。
宿に到着後温泉に入り、部屋に戻った時に寒気を感じました。「湯冷めでもしたかな」と思い、布団を引いて夕飯前まで寝ることにしました。

起きたときに「あ~なんか体あっちぇえなぁ~」と思ったのは覚えています。まあ湯冷めから解放されたしよかったよかったと思っていた所に、

「ちょっと、たましこめっちゃ熱いよ!??」

とツレが言い、旅館から体温計を借りて計測したところ39.1度の高熱となっていました。

布団の保温効果凄いやんと思っていたのも束の間、フラフラなことに気がつきます。39度の熱なのだからそれはそう。

発覚後のお宿と親

その宿は部屋食で、ちょうど部屋に料理を持ってきたタイミングでした。熱がある旨を伝え、まずは宿の人が連絡してくれることになりました。
結構助かりました。ほんとに。

宿の方に連絡してもらっている間、私とツレは身支度を整えます。私の頭の中は「レンタカーをどうやって返そうか」で埋まってました。ツレは車を運転できません。

このタイミングで親に連絡しました。両親ともに家にいる時間のはずでしたが、双方電話に出ません。頼むから家の中でも携帯を携帯してくれ、そうでなければスマートウォッチ買って通知させてくれと心から思いました。
先にメッセージで「39度の熱が出た」と概要を書き、家の固定電話に掛けました。ちなみに来月撤去するらしいです。危ない危ない。

親には電話で以下の2点を伝えました。
・これからはよくわからん
・レンタカー回収お願いするかも

少し待つと、お宿の方から内線が入ります。
「(お宿のある市の)病院は受け入れできないらしいので、(たましこの住んでる)市の○○病院に連絡してみてください、なにか決まったらまた内線をお願いします」とのことでした。

余談ですが、この日親はすき焼きを食べようとしていたらしく、「お前のせいで味がしなかった」と言われました。今思うととても高度なギャグですね。

病院へのドキドキドライブ

指定された病院へ連絡し、色々と方針が決まります。
「自分の車で来れそうなら病院まで来てほしい」という流れになり、まあ運転くらいならなんとか頑張れそうなので車を出すことにしました。
レンタカー問題がほぼ解決したのである意味安心しました。考えることは少ないに越したことはありません。

お宿に伝え、目の前に手付かずの夕食を惜しみつつ宿を出ます。チェックアウトするときの女将さんの顔は本当に心配している顔でした。またいつか元気になったときに菓子折りでも持って行こうねとツレと話したりしました。

ここからはドキドキの発熱ドライブ一時間コースです。幸いなことに夕飯時なので道は空いています。
さらに幸運なことは、新潟のバイパスはかなり整備されていて複雑な道を通ることなくほぼ一本道で向かえたことです。

運転中に徐々に具合が悪くなり、最後の方では意識して呼吸をしないといけない位にはキツかった記憶があります。これまで感じていなかった運転による疲れを実感しました。

運転中、隣にいたツレに色々お願いをします。コロナだった時に誰に連絡をするか、手元の旅行鞄になくて入院に必要なものはあるか、等です。隣に人がいるととても心強いし、知りたいことをすぐに調べてくれるのが本当に助かりました。

運転中に親に連絡をしました。とりあえず病院に向かっている、今後は分からない、もしかしたらツレを家においてほしいかも、レンタカーは今運転してる、とか話した気がします。

病院に着いた時にはほぼ限界の状態でした。ギリギリだったと思います。車を止め、ツレが単身で病院へ行きました。私は車から出るわけには行かないので待機です。

おや?たましこの様子が…?

ツレが向かったあと、たましこの体に変化が起こります。すごい勢いで熱が引き、歩けるくらいにまで体力が回復していました。
ネット上で「コロナは最初はこんなもんかとなるが一休みすると一気に悪化する」という情報を見た記憶があり、「嵐の前のなんとやらだ!」と考えていました。

少しした後ツレが戻り、車を病院の前に移動させます。準備が出来次第抗原検査をするとのことで、抗原検査ってどうやるんだろう(無知)状態でした。

防護服を来たお医者様が来、軽い説明の後私の鼻の奥に棒を差し込みグリグリし、抜きます。10秒も経たずに完了します。早い、ボルトが100M走るよりも早いやん!と考えてたり考えていなかったりしました。
当然、鼻は痛いです。

抗原検査の結果はすぐに出るとのことで、駐車場に戻り車中にて待機します。この時点でたましこは結構元気になってきています。

電話が来ます。
「検査結果が出ましたので病院まで来て貰えますか?」
ん?自分で行くの?歩いていっていいの?となりました。この時点で分かる人には結果が分かるらしいですが、私にはそこまでの知識がありません。

ちなみにこの時点での私は普通に元気で、病院入り口の検温器でも「体温は正常です」と言われました。

歩いていき、防護服を着ていないナースに連れていかれ、感染症関連の隔離室で「とりあえず陰性でした」とお医者様から伝えられます。
同時に「ただ、そうなると発熱の心配をする必要がある」と伝えられます。確かに、39度の熱は気合いで出る熱ではありません。

後日PCR検査をし、その後かかりつけの医者に行くことにし、解熱剤を処方されたことで診察は終了、車に戻ります。

その後は両親に連絡し、抗原検査も陰性だしホテル取り直すそうにもこんな病人今時アレだよということで家に二人で行く旨を伝えました。

家に着いた後、PCR検査を受ける手筈を整えました。なんと翌日の午前中に受けられることになりました。行政の尽力に感謝です。

泊まっていたお宿にも抗原検査が陰性だった旨を伝えました。絶対にまた行きますとも伝えました。

翌日

以外にもぐっすり眠りました。疲れが溜まっていたんだと思います。旅行は最終日です。

当然、私の体調は良くはありません。ピークほど悪くはありませんが、良くもないです。朝ごはんは食べず、布団の上で瞑想する午前中を過ごした後、ツレを置いて一人で検査会場へ行きました。

PCR検査

ある種の守秘義務が課せられているので詳細なことは書きません。

とある場所でドライブスルー形式でやると事前に聞いていました。実際に行くと建物に他に車はおらず、ただ人が立ってるだけでした。

中にいる人の誘導で進みますが、車の窓を開けるのはNGです。指示は全て車の前で紙芝居形式で行われました。ちょっと新鮮でした。

その後唾液を入れるボトルを貰い、規定量の唾液をボトルに詰めるのですが、なかなか量が要ります。
ふと貰った冊子を見ると、梅干しやレモン、ライムの写真が載ってました。なかなかお茶目でいいと思います。

詰めたボトルを渡し、帰りました。

それでも腹は減る

帰るとお昼時です。ちょうど両親が「買いに出るけどなんか食べれそう?」と聞かれたので「うどん食べたい」と答え、お昼はこうなりました。丸亀製麺大好きです。

今思うと肉うどんにしたのヤバいと思います。
田舎だとあまり受けにくいテイクアウトの恩恵を感じました。テイクアウトでもとても美味しかったです。

その後はまた寝ます。寝て起きたらまた39度台まで熱が上がっていて驚きましたが、それは布団の熱で、体の体温調節が壊れていたんじゃない?という結論になりました。

流石に車の運転は辛いので、父親にお願いしてレンタカーを返却して貰い、ツレも送って貰いました。

その後

その日の夜は、あまり眠ることは出来ませんでした。
これはMi bandというスマートバンドが記録していた私の睡眠の記録ですが、かなり高い頻度で睡眠中に起きていることが分かります。

この覚醒は全てトイレです。
猛烈な腹痛に襲われ、トイレに行き、出たか出てないか分からない量のクソを出して布団で寝ようと努力する時間を何度も繰り返していました。30分おきに起きていたのは覚えています。

PCR検査が陰性だったことを通知するメールが届きます。要請の場合は電話だそうです。
陰性の連絡を受けたたましこはかかりつけ医に連絡し、診て貰いました。

触診をし、「ここ痛いでしょ、ここも、ここも、喉も少し赤いね、これは胃腸炎だね」
といった具合です。医者ってスゴいね。

胃腸炎に効く薬を処方してもらい、帰ります。

余談ですが、この時、診療所にはワクチンを打って待機する人たちが多少いました。かなり若い人もおり、いよいよ一般化してきたんだなと実感しました。職域接種のかなり早い段階で打っていたので、それまでは実感が本当になかったです。

この薬が翌日一日で私を会社に行ける位には元気にしました。薬ってすごいね。

知見というか思ったこと、教訓

今のインターネットは欲しい知識がすぐに手に入りません。

「あってよかったもの」を調べたくても「必要なもの」しか出てきません。

普段何気なく見てるTwitterで見かけた「俺のときはこれが役に立った、暇潰しになった」の知識は欲しいときに出てきません。

Twitterで調べてもなぜか動物の動画が大量に出てきます。「かわいい動物でまずは~」と検索妨害をかけられます。

普段から良さげな情報は手元に置いておくことが大事です。スクリーンショット取るだけでも構わないと思います。

また、全体を通してツレにはかなり助けられました。こういうピンチの時に変わりになんでもしてくれる人がいるのは心強いです。
例え隣にいなくても、通話を繋げっぱなしにしているだけでかなり違うと思います。
すぐに会える距離に信頼に足る知り合いがいることはとても大切です。

あと、貝類を食べてひどく生臭いと思ったら遠慮せずに吐き出しましょう。飲んだらたましこみたいになります。

以上です。

たましこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?