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泣いた話

昨年6月に祖父(じーさん)が無くなって、半年以上が経過。
自宅にはじーさんの遺影を飾り、毎朝家を出る前に手を合わせ「行ってきます」と伝えています。
当然、写真の中のじーさんは何も答えることは無く、ずっと僕の方を見てるだけです。
でも、「頑張れよ」言われてる気がするのでこれでいいんです。

先日、夢の中でじーさんが出てきました。
暗闇の向こうにじーさんがこっちを見て、笑ってました。
僕は必死に追いかけるも、なかなか追いつかない。
それどころか、じーさんの姿はどんどん離れていく。
「待って!待って!ねぇ!待って!」
どれだけ声をかけても止まってくれない。
そして姿は消え、そこで目が覚めました。
何故か枕はビショビショになってました。

正直なところ、心のどっかで「いつかひょっこり現れるんじゃないか」と思っていました。
でも、夢を見たおかげで「もうこの世にはいないんだ」と再認識させられました。
もちろんわかってはいたつもりです。
でも、未だに受け入れられないんです。
そのぐらい僕にとって大好きなじーさんでした。

今、じーさんは天国から見守っているんだと思います。
いつか僕もジジイになってもし天国に行けたなら、その時は一緒に酒でも飲みましょう。
そして、僕が経験したことをいっぱい聞いてください。
あの時と同じ笑顔で。

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