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座キューピーマジック『ルームメイト』終演

座キューピーマジック『ルームメイト』
22/9/28(水)~22/10/2(日)
下北沢「劇」小劇場

無事、終了致しました。
ご来場の皆様、誠に有難う御座いました!

ゲネ写真
ゲネ写真
集中稽古場で


10代の頃、演劇がやりたくて毎週下北沢に通っていた当時、初めてこの座組の「黒いスーツのサンタクロース」を拝見させて頂きました。
その後、紆余曲折ありこの座組に再び出会ったのは40歳にも手が届きそうな年代となった2020年のこと。主宰の田窪一世さんがたまたま開催したワークショップに顔を出させて頂いたことがきっかけとなり、2021年に「ムーンライトセレナーデ」という作品で初キューピーを体験しました(笑)
今回は女性ばかりのキャスト陣の中に男性2人だけの環境となりましたが、前回は不完全燃焼感の残った部分に自ら精算をつけるべく、末席に参加させて頂きました。終わってみて思うこと。それは田窪さんの演技に関する理論、実践論はやはり秀逸で、一筋縄には達成できないということです。
ストレートプレイはとにかく「会話」と他者との交流が肝となります。自然でリアリティある体現を行うことは、まず自分の主張を留め相手に委ねることから始まる。そういう器があって初めて劇的な事象が発生する。
これはもっと肌に馴染ませ、もっと咀嚼を繰り返していかねばならない課題です。
俳優は一生勉強を続けて「役者」と呼ばれる領域まで自分を導いていかねばなりません。
また次回この座組に加えていただく際は、今作を上回る程よい疲労感と達成感を我が身に纏えるよう、明日からまた精進いたして参ります。

田村康太郎

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