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そこら辺の大学生が「新機動戦記ガンダムW」を観た感想【ネタバレ注意】

(画像はお借りしました「宇宙の心」です)


こんにちは、田中です。
今回は、「新機動戦記ガンダムW」の感想記事です。

Wは家族がよく観ていて、「ガンダムがいっぱい出てくるなー」って印象がありました。
ただ、私はちゃんと観たことがなかったので、これを機に全話視聴。

というわけで、いつも以上の手抜き記事ですが……。
よろしければ、お付き合いください。

【ストーリーに関して】

まずは、ストーリーに関して、ざっくりと。

正直、序盤はあんまり面白くないです。

かの有名な……

ヒイロ「お前を殺す……!」
♪ デデン! チャラララチャラララ―― ♪


……は、インパクトがあるんですけどね。
ヒイロの「お前を殺す」は生存フラグ。

(ちなみに、「デデン!」の曲名は「任務遂行」(大谷幸)です)

なーんかガンダムがドンパチやってんなーって感じだし、始まったばかりだからキャラに思い入れもないしなーって感じで、結構だらだら観てました。


盛り上がるのは、中盤から。
個人的には、リリーナ・ピースクラフトがサンクキングダムの国家元首になって、トロワ・バートンが行方不明になった辺りから、「おっ」となりました。

終盤のストーリーも、主人公陣営はベタな展開にはなりますが、割とすっきりとまとまっています。


本作の特徴は、陣営の解体・統合の激しさです。
超々ざっくり説明すると、こんな感じ。


①地球圏統一連合 VS ガンダム

オペレーション・メテオ(ガンダム降下作戦)を皮切りに、コロニー派のガンダムが連合と敵対する。
②地球圏統一連合 → OZ VS ガンダム
OZが地球圏統一連合から離反し、ガンダムともドンパチやり始める。
③ゼクス派 VS トレーズ派 VS ロームフェラ財団
ゼクスとトレーズが対立ののち、モビルドール(無人MS)の運用を巡ってトレーズとロームフェラ財団も対立。
連合が消滅し、コロニーがOZ側についたことで、ガンダム少年たちは目的を見失う。
④ホワイトファング(ゼクス・宇宙派) VS  OZ(トレーズ・地球派)
トレーズがOZのトップに返り咲き、ゼクスVSトレーズの勃発。
ガンダム少年たちは「ガンダム・チーム」となって団結し、戦争終結に向けて動き始める。


特段分かりにくいということはないのですが、結構ごちゃごちゃしています。
でも、非常に混沌としている感じが、戦争っぽくて良いですね。
本来の戦闘目的を失ったことで、ヒイロたちが「戦う意味」を見つけていく過程も、面白かったです。

【キャラクターに関して】

お次に、キャラを何人かピックアップ。

まずは、サンクキングダム元国王の娘として、「完全平和主義」を掲げるリリーナ・ピースクラフト。
ガンダムにも「不殺キャラ」みたいなのはちょこちょこいて、リリーナ様も戦争のない世界を目指されているお方です。
やはりどうしても理想主義的なところがあるのですが、彼女は様々な場面で迷ったり悩んだりしていて、そこが非常に良い。
あと、物凄い行動力。行動力オバケ。
クーデリアさんとかも行動力お嬢様なのですが、クーデリアさんは色んな人の力を借りている印象が強いのに対して、リリーナ様はひとりで何でもバリバリやっちゃうからすごい。
これで15歳なんですよ、皆さん……。

ドロシー・カタロニアは言わばトリックスター、北欧神話のロキみたいなキャラクターです。
しょっちゅう「戦争大好き」とか、「早く戦争にならないかしら」とか言っていますが、別にサーシェスの同類ではありません(「戦争屋です。戦争が好きで好きで堪らない……」)。
好き嫌いがはっきりと分かれそうな彼女ですが、個人的にはいい味出てるなぁと思いました。
眉毛もすごいしね。トレーズ一族の遺伝子、強くない?

あとはレディ・アンの二面性とかも、中々面白かったなぁ。
……って、なんか女ばっかになってしまった。

一応、男性キャラもちょろっと。

ゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)は「ガンダム界甘ちゃんラスボス選手権」とかやったら、1,2位を争えるんじゃない?(適当)
自分でも、「甘いな」って言ってたし。
ゼハートとどっちが甘いんだろうか。

【おまけ】

こういうことを言うのもアレなんですが、Wって水星の魔女と似ているなぁって思いました。
なんか、世間一般の評価が高いという点が。



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