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冬の田んぼでうちの旦那さんがしてたこと

「冬期湛水不耕起移植栽培」って知っていますか?
武志くんが岩澤伸夫先生から学んだ栽培法で、うちの田んぼのベースになっている考え方です。

冬に水を張り、耕さないで、無農薬で、無肥料で、さらに雑草が出ません。

なぜそのような結果になるのか…?
それにはすべて、生きものたちが関係しています。

耕さない田んぼでは、生きものと協働して稲を育てていくので、生きもののフィールドを整えることが大切な冬の仕事です。

田んぼに水を溜めるための畦がうまく機能していないと水が漏れてしまいますよね。

そこで毎年、畦(=くろ)を塗り直すのですが
そのまえに畦を切る(=くろきり)をします。
武志くん曰く、『水を張るまで』が勝負!と言ってもいいくらいだそうです。

丁寧な作業を重ねていくことで、美しい棚田ができあがっていきます。

そして、この時期、田んぼに水を張ることで、目に見えなかった世界から、目に見える世界へと…
生きもの達が動き出します。


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