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コカ・コーラが時空を超えて成功した話

こんにちは、(ほぼ)無職のタナカさんです。

無職じゃまずいだろっ!!ってことで
今はセルフベーシックインカム(早い話が貯金の切り崩し)と
フリーで動画編集をしています。

そして実労働以外で収入を得ようと考え始めています。

今回は、粘ることも大事、っていうお話です。

この記事を読んでほしい人
✅失敗をしたくない人
✅過去に取り返しのつかない失敗をしちゃった人

▼失敗とは成功するまでやり続けないことだ


たぶん聞いたことがある人も多いと思うこの名言

これはパナソニック創業者の松下幸之助の名言です。

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◆失敗というのは成功を終わらせていない状態
◆粘ることも大事

という意味ですね。

それを体現したのがあの「コカ・コーラ」

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清涼飲料水を製造販売としては有名なあのコカ・コーラ

そんなコカ・コーラに失敗があったのか…

いやあったんですよね。

▼コカ・コーラが唯一味を変えた試み カンザス計画

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1985年にコカ・コーラは一度だけ味を変えました。

始まりは

コカ・コーラのライバル会社であるペプシコ社が行った
「ペプシチャレンジ」

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ユーザーに
コカ・コーラとペプシを
「分からない状態」で飲み比べしてもらい、
どちらがおいしいかを選んでもらうというもの。

その結果ほとんどの人がペプシを選ぶという結果でした。

コカ・コーラ社内でも実験すると
なんとコカ・コーラの社員でさえ
ペプシがおいしいという結果でした。

この結果を受けてコカ・コーラの味を変えることを決断。


そして1985年4月
新しい味になったコカ・コーラは
「ニュー・コーク」として発売。

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ただ、すべての味を新しい味に変えたため
消費者から「昔の味を返せ」とクレームが殺到。

3ヶ月後には「ニュー・コーク」の発売を辞めて
元の味として「コカ・コーラ・クラシック」が
再発売される結果となりました。

いまでもマーケティング関係者のや
ビジネス・スクールで
マーケティング上の世紀の大失敗として
教材としてよく取り上げられています。

▼大失敗の商品が34年後バカ売れする

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この大失敗とされるニューコークが
2019年バカ売れすることになります。

鍵を握るのは
Netflix最強コンテンツ『ストレンジャー・シングス』です。

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なんのこっちゃ良く分かりませんよね。

ストレンジャー・シングス
SFホラーのテレビドラマシリーズ

80年代の小さな田舎町を舞台に、
12歳の少年の失踪事件に端を発するミステリー

これが社会現象的なブームになっています。

どれくらいかと言うと

◆Netflixユーザー96%がストレンジャー・シングスを高く評価している
◆ルイ・ヴィトンがコレクションに起用する

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しかも
メディア関連の
市場調査会社Ampere Analysisのデータによると、
Netflixオリジナルのドラマは
平均してシーズン2で打ち切りになっている。

そんな中でのこのストレンジャー・シングスは
「シーズン3」まで続くロングヒット。

その大ヒットドラマと「ニュー・コーク」が
コラボしました。

なぜコラボしただけでなぜバカ売れしたのか…

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それは時代設定が大きく関係しています。

シーズン3の時代設定は
34年前の1985年の7月前後

もう
「ニュー・コーク」がスベッた時期と
ドンのピシャなんです。


このドラマの中で

マイク「よくこんなものが飲めるな?」

ルーカス「何言ってんだよ、ウマいよ!」

ルーカス
「オリジナルは確かにいい。
でも、リメイクはさらに甘くて、力強くて、ウマい」

マイク「頭おかしいんじゃないの?」

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こんな感じで

「ニュー・コーク」を
会話シーンで実際のモノとして何度か出てくる。


実は
ストレンジャー・シングスを手掛ける
ダファー兄弟は、シーズン3の物語の最初の段階から
「ニュー・コーク」を物語に組み込む案を検討していた。

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それを象徴するのがメインコピー

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「あの夏、すべては変わる」

これは
ニューコークしっかりディスってますやん!
文章の終わりにwか(笑)って入ってますやん!
くらいのコピーですよね。

そして34年を経てあの大失敗とされたニューコークが
『ストレンジャー・シングス 未知の世界 3』とタイアップして
バカ売れすることになりました。

▼ノスタルジーと試してみたい、という気持ち

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設定の時代が1985年代というのは

「なつかしさ」を感じる世代
(30代~50代)
「新鮮さ」を感じる世代
(10代~20代)

全ての世代に「興味」を引き出す
時代設定なんですよね。

ーーそうそう、コーラって一回だけ味変えて
むちゃくちゃ失敗したんだよなぁ
どんな味だったっけ?

「なつかしさ」を感じる世代には
「もう一度味わってみたい」という気持ち

ーーコーラが昔失敗した味を飲んでみたい

「新鮮さ」を感じる世代には
「興味から味わってみたい」という気持ち

こう考えると
『ストレンジャー・シングス』って
「そこ」を完全に狙って「ニューコーク」と
タイアップしたんだなぁと感心しました。

▼さいご

昔の恥をさらしてまで
ニューコーク発売することを知った時に

失敗とは成功するまでやり続けないことだ


この言葉を思い出したんですよね。

どんな手を使ってでも
「大失敗商品」を「大ヒット商品」
させたかったんだろうなぁと思いました。

『ストレンジャー・シングス』…

むちゃくちゃ観たいんですけど…

今の生活リズムから考えると
ハマってしまうと
かなり危険な行為になるのでw
もう少し落ち着いてから
観たいと考えています。

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