16_012_無料版

短編小説『ハランクルク乗りの会話』 (無料公開版)

 混み合った交差点で、交通整理の旗が上がるのを待っているハランクルクの群れ。ひとりの操縦者が隣のハランクルク乗りに声をかけた。どうやら顔見知りらしい。ハランクルク乗りはたいてい気さくなのだ。
「ひさしぶり! ひどい渋滞だねえ。せっかくのハランクルクなのに、これじゃ歩いたほうが早いくらいだ」
「やあひさしぶり、ほんとにひどいね、さっきから全然前に進まない……お、新しいハランクルク買ったんだ。……結局それにしたんだね……ははあ」
「うわ。その、なんでそんな微妙なの買っちゃったの? みたいな目! まあ言いたいことはわかるけどさ」

──こちらの小説は無料公開期間が終了しましたので、続きはマガジン「空想海軍 短編小説集」でお楽しみください。


※期間限定・短編小説 について
 期間限定・短編小説では、とくにテーマも定めず私が「こんなの書きたいな」と思ったものをできるだけ短くまとめて書いていこうと思っています。
 掲載期間もとくに定めず、「次の短編がアップされるまで掲載」くらいに考えています。

 掲載終了後もマガジン「空想海軍 短編小説集」(こちらは有料)に載せておきますので、過去作が読みたくなったひとはそちらでよろしくお願いします。

「空想海軍 短編小説集」

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