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【書評vol.2】モチベーション革命【VUCA時代で生きていく信頼社会のすすめ】

※本書の学びやアクションプランは私個人が考えたものになります。ですので、実際の解釈や意味、言葉など多少異なる場合がございますが、あらかじめご了承下さいませ。

こんにちは!
どーも!ミニマリストのゆ〜せ〜です!

今回も、モチベーション革命という本の書評を書いていきますので、最後までよろしくお願い致します。

モチベーション革命の概要


まず、本書はモチベーション革命という名前からあなたのやる気が出ないという事態を改善してくれるテクニックをまとめたような本ではありません。
本書では、なぜ、お金を稼ぐため頑張れないのか?という問いから、これからの時代を生きる「乾けない世代」の幸せとは?モチベーションとは?という本質について書かれています。
それは、「上の世代」では、カネやモノや地位などの達成・快楽のため、ないものを生み出していましたが、一方で、「乾けない世代」は生まれた頃からないものがない世代で「上の世代」のように頑張ることはできないのです。
今は変化が予測できないVUCA時代で、その環境下では、個人のモチベーション、生きがいというのも重要になってきますが、世の中の変化を予測し、イノベーションを起こす組織をいかに作るかということも重要になってきます。
これからの時代を生きる「乾けない世代」だけでなく、「上の世代」の人も「乾けない世代」の若者の価値観・考え方に寄り添うことにより、幸せとは何かという問いについて学ぶこともできると思います。

前回の記事はこちらになります。まだ読んでいない方はぜひこちらからご覧下さい!

モチベーション革命の学び


ではモチベーション革命の学びについてじっくり解説していきますので、楽しんで読んでください!

超高速で変化していく時代を生きていくための信頼関係


今はVUCA時代になり、何か起きてからそれの対策を考えて行動をするというのは個人レベルでは可能だと思いますが、組織レベルではもう不可能になりました。
高度経済成長期の日本では、作れば作るほど売れるという社会で、いわゆる大量生産・大量消費社会であったため、たくさん作るのが1つの正解で、そこで得たお金を不動産に変えることでお金持ちになれるというハイリターンを得ることができました。
しかしながら、今はこれは全て不成立だと言えるでしょう。
一部の地域や分野では成立しますが、一般的法則にはなり得ないでしょう。
そんな時代に組織レベルで高速に動いていくのに重要なキーワードがあります。
それは「信頼」です。
信頼が重要なのは、私たちが猿として生きてきた中でも重要でしたでしょうが、その信頼に対する考え方が重要になってくるのです。

「相手を信頼して任せること」

これが重要になってくるわけです。
その理由はシンプルで、メンバーやパートナーをいちいち疑って信頼できずにいるとその分動きが鈍くなってしまうからです。
しかしながら、日本人の多くはこれができていません。
だからこそここでお伝えしたいなと思っております。
日本人の多くはルールや罰則、人脈を固定化させることによって集団主義的な「安心社会」を構築してきました。
これはもちろん昔は強みでしたが、現在のグローバル化などの時代の変化によって通用しなくなりました。
安心社会というのは、要するに「僕たちみんな一緒似たもの同士だよねだからお互いの立場を脅かさないよね」と言う確認が済んでいることが前提条件にある社会のことです。
これは、「上の世代」の働き方の中でも重視された機能でした。
特に日本人は安心社会を保つために、お互いへの安全確認に非常にコストをかける傾向があります。
じっくりと付き合いを育んだ上で、「これだけの付き合いなんだからあなたは私を裏切らないよね」と確認する、確かに小さく固定された環境下では安心社会は非常に効率的なものになるかもしれませんが、VUCA時代という変化の時代では安心社会は機能しません。

これからは相手を信頼して任せることが重要になってくるという話をしました。
それはどういうことかというと、「信頼社会」を前提にコミニュケーションしていくべきだということです。
信頼社会というのは、簡単に言うと、「私にはこれができない。だからあなたに任せます。そのかわり私は自分の得意な作業がんばります」と言い切り、お互いを信じて頼り切る社会でのことです。
基本的にアメリカ的な考え方にはなりますが、今の時代にはこれが合っているということです。
信頼社会は、見方によっては非常に危険な行為でもあり、弱い部分をさらけ出している分、もし裏切られたら大変なことになります。
しかし、メンバー同士が信頼を大前提として高速で働いている組織は、皆さんご存知のGoogleです。

危険な部分も理解して、ルールなどを設定するなど危険部分を回避して「信頼社会」を築いていきましょう。

モチベーション革命を活かすアクションプラン


では、このモチベーション革命で得た学びを実生活に活かすにはどうすればいいでしょうか?

信頼社会の一員となる


かつては最強だった日本の安心社会はVUCA時代にはもはや機能しなくなってきていることは学びの部分でも述べました。
そのVUCA時代では、相手を信頼して任せる信頼社会に切り替えていく必要があります。
そのためにはまず自分について理解する必要があります。
それは自分を分析して、自分の強み・弱みを把握した上で、自分の強みを組織内で発揮し、弱みを公開して任せるためです。
自分の強み・弱みを知るためにはストレングス・ファインダーがおすすめです。

しかし、これではお金がかかって嫌だし、結局やらない人が多そうです。
では、無料で自分の強み・弱みを知るにはどうすればいいのでしょうか?
まずは、「そんなに疲れないし、難しくもないんだけど、よく喜んでもらえる」と感じるのとについて考えてみてください。
分からないという場合はあなたについて深く知っている人に聞いてみても良いです。
労力の割に周りが認めてくれるのは、本人にとっては当たり前すぎるということが多いんですね。
つまり、すごいことをしているのに価値を感じることができないということです。
自分の得意なことはこれで知れました。
信頼社会では、得意なことは大事ですが、できないということを知っておく必要があります。

そこで、自分のトリセツを作りましょう。

抑えてるポイントは以下の2点です。
・自分が120%頑張れること
・これだけは無理という取扱注意ポイント

例えば、私の場合ですと、新しいことに挑戦したり、クリエイティブなことは得意な方ですが、単純作業や暇な時間は我慢できないという性格なんですよね。
なので、私にとっては工場で作業できる人って経営者よりもすごいなと思えるわけです。

そして、このトリセツが完成したらチームに公開しましょう。
新規事業開発チームのように新しく発足したチームだと全員でやると最高です。
これでGoogleと同じ信頼社会でスピード重視でチームで動いていくことができます。

前回の記事はこちらになります。まだ読んでいない方はぜひこちらからご覧下さい!

ここまで記事を読んでいただいてありがとうございます。

より深く学びたいという人は本書のリンクを貼っておきますので、ぜひ確認して実際に手にとってみてください!

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