萩原荻原問題

恥ずかしながら。
パッと「萩原」って字を見ても、「ハギワラ」なのか「オギワラ」なのか、僕は瞬時に読むことができない。
友達や知り合いに萩原も荻原もいなかったのも読めない一因なのかも知れない。

もうこのまま萩原と荻原を瞬時には識別できない人生でもいいかなと思ったりもしたが、いや、そんなことではいかん!と、一念発起して覚えようとしたこともあった。

「のぎ偏」が「ハギ」で、「ケモノ偏」が「オギ」って、頭ではわかってるんだ。
が、いざその二択を迫られる場面になると、まったくわからなくなってしまう。

もっと覚えやすくしてみようと頑張ったこともあった。
お土産で有名な「萩の月」は食べ物だから植物由来ってことで「のぎ偏」(適当)。
中央線で有名な「荻窪」は荒くれ者たちがたくさん住んでるから「ケモノ偏」(適当)。

全然ダメだー。全然ピンとこない。

僕は二択が苦手なのだった。

「萩」と「荻」。音も見た目も絶妙に似てるのがダメなんだ。
どうしてこんなに似せてしまったのか。
例えば「ハギ」と「オリオン」(適当)とかだったら混同する暇もなく覚えられる気がする。
いっそのこと、「荻原萩原」ってお笑いコンビがいたらいいのになと思ったりする。

そして、全国の萩原さんと荻原さんは、間違えて呼ばれることはもう慣れっこだろうと思う。
「おぎ、、はぎ、、おぎわらさん!」って迷った挙句に間違った方で呼ばれてしまうのもあるあるなのかもなと思う。
間違えられても怒ったりすることもなく、静かに間違いを訂正しているんだろうなと思う。(それは人による)

自分が萩原もしくは萩原の姓だったとしたらと想像するとゾッとする。
まだ付き合いが浅い人と街でバッタリ出くわして、向こうは名前を呼ぼうとするけど僕が萩原なのか荻原なのかを迷っていることなんて、
わかっちゃうんだろうなー、きっと。
伝わっちゃうから!そういうのって!
だから、萩原もしくは荻原さんと知り合ったなら、そういう事態を避けるためにその場であだ名をつけちゃいましょう。
もちろん「ハギちゃん」とか「オギやん」じゃ意味ないので、下の名前の方であだ名をつけちゃいましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?