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たなかれいこ の たべもの教室

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たなかれいこの「たべもの教室」レギュラー月1回クラスの様子のまとめです。「たべもの教室」では、月々の献立をあらかじめ公表していません。ひと月が終わりましたら、その月の献立をレポー… もっと読む
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#たべるクリニック

レシピを覚えることよりだいじなこと

たなかれいこの たべもの教室では、材料と作り方の手順を書いたレシピはお渡ししていますが、そもそもレシピはあってないようなもの。 今月の教室では「島村いんげんと玉ねぎ、間引き人参のソテー ニンニク醤油仕上げ」に、レシピには記載されていなかったビネガーを、間違っていれてしまうハプニングが、、、。それは「ニンニク醤油仕上げですが、これにビネガーを加えたり、醤油と塩を合わせても欲するままでいいのよ。」と、たなかれいこがレシピのアレンジを口頭でお伝えしていて、そのまま手がビネガーを入

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2022年7月のたべもの教室アルバム

蒸し炒めの仕上がりをデザインする。

レタスというと、年がら年中ある野菜と思われがちですが、関東あたりでは、実際の旬は春の終わりから梅雨前までと冬になる前の短い季節。ちょうど6月上旬のたべもの教室では、レタスが畑からいっぱい届きました。サニーレタスはサラダに、玉レタスは蒸し炒めに、おいしくお召し上がりいただきました。 サラダは、サニーレタスの他に蒸したきゃべつや、揚げ豆腐を加えることで、ボリュームが出て、食べ応えのあるおかずサラダに。レタスをちぎって、ドレッシングをかけただけのサラダとは、満足感が違います。サラ

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2022年6月のたべもの教室アルバム

春の食材はひと手間、それもたのしさ。

筍、ふき、茗荷たけなど、今月の教室は、短い旬の食材が登場。みなさま厨房へ入った途端、立派な筍やふき、初めてという方も多かった茗荷たけの姿に、わぁ~っと歓声があがりました。 筍は、炊き込みご飯、姫皮のごま塩和え、蒸し炒めおかか醤油仕上げの3種類の料理に。大きな筍をなかなかご自宅では茹でることは難しいので、皮付きの筍を料理するのは初めていう方が多く、どのように皮をはずすのかというところから興味津々の方が多かったようです。 穂先は炊き込みご飯に、下部は蒸し炒め、料理ごとに使う部

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2022年5月たべもの教室アルバム

今年もお寿司の季節

「やったー!今日はお寿司だ!」「今月はお寿司に違いないと思ってたのしみに来ました!」と、教室のみなさまうれしそう。4月は、教室でいつも大好評の、お寿司の献立です。 たなかれいこの たべもの教室では、その日の献立を先にお伝えしていないので、みなさま教室にいらっしゃって初めて、その日作る料理を知ります。とはいえ、春が近づくと、そろそろ次はお寿司かなぁと思うようで、それくらい毎年のお寿司をたのしみにしてくださっているようです。 お寿司の具材や盛り付けは、毎年変わります。変わらな

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2022年4月のたべもの教室アルバム

和え物をマスターして料理上手に!

今月は、和え物をマスター! ピーナッツ和え、粒マスタード和え、レンズ豆和え、えごま和え、というバリエーション豊かな、和え物4種類。3月のはじめの教室は、まだまだ貯蔵の冬のなごり野菜ばかり。ごぼう、れんこん、大根、そして糸こんにゃくを、それぞれ和え物にしました。 ごぼう、れんこん、大根は、たなかれいこの料理のきほん「蒸し煮」で、それぞれしっかり火を通して。この「蒸し煮」が野菜のおいしさを最大限に引き出してくれます。 あとは、和え衣を作って、それぞれの素材と合わせるだけ。和え

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2022年3月たべもの教室アルバム

日々の料理は季節の体に呼応させて

寒くても体は春に向けて準備をしている2月。それに合わせて、お料理も真冬のお料理ではなく、春に向けてのお料理に変わっていきます。とは言っても畑の春野菜はまだ先なのでありませんが、冬の貯蔵野菜でも、調味料の使い方次第で、味わいや体との関係も春に向けてのお料理ができあがります。たなかれいこ的料理は、レシピをそのまま再現すればOKではなく、季節と呼応する体に合わせたお料理。最初は難しそうで良く分からないなぁ~と思っていても、教室に通って毎月実際に見たり、食べることで、だんだんそれが腑

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2022年2月のたべもの教室アルバム

シンプルな料理法でレシピいらず

2022年初回の教室は、たなかれいこ的料理の原点に立ち戻って、人参、蓮根、ごぼう、という定番の冬野菜を、同じ調理法、同じ調味料でお料理しました。料理法は「蒸し煮」。すべてオリーブオイル、海塩、白バルサミコで仕上げるのですが、「どれも同じ味付けでしょ…」と侮ってはいけません。調理中、「わざわざ別々にしないで、ぜんぶまとめて料理してはダメなんですか?」という質問も出ましたが、みなさまご試食後、同じ味付けで同じような料理かと思いきや、まったく別物!!と舌が感じてくださったようです。

洋食でも和食でもなく、たなかれいこ的

今年最後のたべもの教室は、いつもと志向を変えて、おしゃれなおもてなし風に。メインになるのは、大根、かぶ、ごぼう、蓮根、里芋、という、至って一般的な冬野菜のラインナップですが、味わいは洋食でも、和食でもなく、なんだか懐かしいような、体が待ってましたと受け入れてくれるような、やっぱり「たなかれいこ的料理」としか表現できない味です。 いつもの通り、特別なことはしません。じっくり、野菜がいちばんおいしくなるところを見極め、そのおいしさがさらにアップするように調味料を使います。 今