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ビールの前に、まずはお湯

全てのお酒は体を冷やします。体をあたためるお米から作られる日本酒も冷やします。比較的冷えにくいお酒は赤ワインですが、飲み会の席では「とりあえずビール」ということが多いのではないでしょうか。ビールは最も体を冷やすお酒なので、空きっ腹にいきなりビールを飲んでしまうと、胃腸がギンギンに冷えてしまいます。

そんなときはビールの前に60〜70℃くらいのお湯をコップ1杯飲むだけでも、その影響を少なくすることができます。この「まずはお湯」作戦、お酒を飲む前だけではなく、朝の体温が上がらない体にも効果的です。寝起きに同じく60〜70℃くらいのお湯をゆっくりと飲んで内臓をあたためてください。海塩をおいしいと感じるくらい加えるのもいいと思います。お湯を飲んでから食べ物や飲み物をとると、完璧ではありませんが冷やすものの影響を減らすことができます。

空きっ腹にビールを飲むと胃腸が冷えてしまいますが
先に60 〜70℃のお湯を飲むと影響を減らせます


*イラスト:秋山菜穂
  画像の無断使用はご遠慮ください。

*この文章は、2013年にmille booksより刊行されました、たなかれいこ著「食べると暮らしの健康の基本」より抜粋し加筆修正したものを、mille books藤原さんのご厚意で公開しております。

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