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自由が丘の島料理

1か月ほど前の話なんですが、零細常連客として通ってきた自由が丘の八重山料理店「なんた浜」の50周年記念パーティがありまして、女将からそこで配布する「50周年記念誌」の編集を任せていただきました。

自由が丘のブックファーストに勤めていた友人に連れられてはじめてお店に行ったのが2013年。当時「おばあ」こと竹富島出身の店主・前浜敏さんは87歳、現在は97歳で、コロナでお店には出られなくなりましたが、現在も矍鑠としています(私の祖母と同い年です)。

いつかお店で「お店とおばあの本が作れたらいいね」と軽口を叩いたときに、まっすぐに目を見て「あなたはきっと私の本を作る。私にはわかる」と言われました。どうやらこれまでさまざまな人が私と同じような軽口を叩いて実現してこなかったようで。その時の約束(プレッシャー)をこういう形で果たすことができて、ほっとしています。

地価が高く競争が激しい自由が丘で、ましてや沖縄料理の知名度がほとんどなかった、沖縄返還前後の1970年代から50年間お店を繁盛させてきた事実の前に、ただひれ伏します。私のボトルも47本目になりました。

お店は分かりづらいのですが、自由が丘駅南口の改札を出てすぐ目の前のビルの4階に入っています。ゴーヤ刺しともずくの天ぷらがおすすめです。

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