エーテル体の自立

土の元素は、輪郭や限界を作り、維持することに関係するので、一度はじめたことはコツコツと完成させますが、ここに苦痛や感動はありません。続けることに苦しくなったり、完成したことに感動したりするのは水の元素です。土が定義したもの、信念体系、価値観というのは、風によってあっという間に風化し意味をなくします。そのことに痛みを感じるのも水だと言えます。

お掃除するとき、物は黙って拭かれて磨かれて洗われるわけで、それによって生き返るのは、水が表すエーテル体という生命力です。物を捨てる時、その物は嫌がりませんが、胸が痛むのは水です。土が表す信念体系という思い込みや癖というのは、その思い込みや癖に気づきさえすれば、あっという間に意味をなくします。ここで、土にあるものを気づかないように見えなくさせるのは水です。水はこの土の器があることで満たされ満足しているからです。

土の器がなくても自立し満ち足りているのが、エーテル体の自立ということです。エーテル体が自立するとき、土はバランスを取るものとして機能します。

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