夢には意味のない箇所というのは存在しません。エーテル領域は生命力に満ち、エーテル体とは生命力そのもので、つまり夢とは意味に満ち、意味そのものであるということです。たとえば物がランダムに浮かんでいたとして、その物の配置に意味がないということはなく、「ランダム」とか「適当」という「意味」があります。夢で印象に残っている個所というのは、そこにエネルギーが凝縮されているということです。

そもそも夢と言うのは、想念によって力を集めて動かし、時を進めるように作り出しているので、自分が意識を向けたところがズームアップされるような感じになり、それを「印象に残っている」と言っているわけです。意味の世界で意味を生み出す夢の世界で自立することは、起きているときの意識では想像もできないほど能動的です。