夢日記。2

2020.4.12
 トイレだ。ここはおそらくトイレであろう。無臭で便器のようなものは物は見当たらないが、ここがどこかの公衆トイレであることは、間違いないような気がした。手洗い場から死角になるような場所で壁にもたれ掛け息をひそめる。誰かを待っているようだった。誰を待っているのかは、わからないがとにかく待った、待って待って待ち続ける。きた。待っていたのは白髪の彼だ。誰か分から無い。なんで待っていたのかも分からない。しかし彼なのだ。彼以外の誰でもない。手に持っていた、ところどころさびた包丁を構える。刺した。刺殺した。誰かもわからないまま、証拠隠滅のため死体を丁寧に丁寧に細かくし、乾燥させては粉々にし、砂のような状態にして死体を隠した。
 着替えて、誰かとの待ち合わせ場所に行く、何事もなかったように。待ち合わせの場所に女性が一人立っていた。彼女は何も知らない。何も知らない彼女と駅に向かう。駅には警官が複数人立っており聞き込みのようなものを行っていた。瞬間内臓という内臓が締め付けられる。鼓動が早くなるのを抑えることができない。できるだけ平静を装って警官の横を通り抜ける。改札を通り、電車に乗る。そこで静かに胸をなでおろした。

活動の糧にします。次はもっといい記事を