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キューブ・リバーシ

こんにちは。王手と申します。
前回noteに書きました「ベクトル・リバーシ」の記事ですが、多くの方に読んでいただきとても嬉しく思います。

Xでの反応を読んでいる中、Kanare_Abstractさんのポストから"ボードにアプローチをかける”というのも面白そうだな気づき、試行錯誤を重ねてみました。


実際にアブストラクトゲームのボードはどのようなものがあるのか調べていく過程で、メガハウス|MegaHouse社の3D立体オセロを見つけました。

メガハウス|MegaHouse社「3D立体オセロ」引用

「こ、、、これはぶっ飛んでるな、、、」
そう感じつつも、やるならこれくらいの試作から初めて落ち着かせるほうが、新規性も現れる気もすると思ったので、この線で考えてみました。




考えた結果




全部剥がしました


この支持体(ルービック・キューブ)を使ってリバーシができないか考えてみます。
なぜ4*4*4なのかと言いますと、、、それが家にあったからです。
昔は3*3*3など100均に売っていたような気がしたのですが、著作権の関係か、精算コストの問題なのか入手できず、少しお高いので家にあるものを使いました。

コマの貼付け方ですが、磁石でコマを貼り付けようと考えていました。
しかし、磁石ですとそれなりに強力なものを買う必要があり、重量の問題が出てきます。加えて、ルービック・キューブの”回転する機構”もルールに踏まえたかったので、剥がれやすく落ちにくい方法で検討しました。
その結果、マジックテープにすることでそれらの問題を解消しました。

全面マジックテープ
手触りが悪い


実際に使うコマはこんな感じです。
黒色で地を貼り付けてしまったので紅白のコマにしました。

かわいい


さらに追加ギミックとして2マス、3マスのコマも2つずつ用意しました。

カニカマカラー

このコマを使うことで回転を限定する戦略が組み込めるのではという狙いがあります。プレイを通して後ほど解説します。



キューブ・リバーシのルールは以下の通りです。
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①使用するコマは48個
②どれか1面に各コマを対になるように並べる(オセロと同じ)
③プレイヤーはどの面にコマを配置してもよい(取れなくても良い)
④自分のターンで行える行為は"コマの配置"か"1列のみ回転"のどちらかであること
⑤2マス、3マスコマで列を制限した場合その列は回転できない
⑥コマが無くなるまでプレイする
⑦最後多くのコマがある方が勝ち
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では実際にプレイしてみます。



スタート


何手か進んだ状態



ここで、相手プレイヤーである毘沙門天が回転を使いました。

画ブレが酷い






ルールにある④はこのことを指します。
今回は、回避するように回転を使いましたが、予め、別のエリアにコマを配置し、回転することで連鎖的に取ることも有りにしてます。

奇襲のよう





そして⑤にあるような2マス、3マスコマは使用することで列を制限し、かつ、一度に2~3マス獲得できます。

画ブレが酷すぎる





互いにコマを配置し終わり勝敗は、、、
25対23で毘沙門天(赤)の勝利でした。





プレイした感想として角を取ったとしても、回転のギミックにより一発逆転することも可能であったり、逆転を狙うために各面に計画的に配置することで後半に戦況をひっくり返すこともあり、非常にプレイしがいがありました。
さらに、2~3マスコマが肝であり、回転を制限するだけではなく、一気にひっくり返すことも可能なのでどの段階で使うのが良いか戦術を練るのも面白いです。





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