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【子商い】悪天候のなか、商いし続けた子どもたち

子商塾とは、子どもたちが自ら仕入れて付加価値をつけて販売することで、お金や商いのことを学ぶ取り組みです。
子商塾を始めた経緯やこれまでの様子はコチラ。

1.事前準備は無理なく負担なく


3回目の今回は省エネモード。私があまり事前準備できず、メンバーは変わらずの3名です。

12/3に開催された地元与板のイベント(長岡ジュニアスポーツフェスタin与板)に出店しました。

秋の日曜日はお茶屋のイベント出店が多く、事前準備の時間が取れませんでした。

イベント1週間前にようやく子どもたちと打合せと試飲会をすることができました。以下が事前準備としておこなったことです。

1.当日販売する抹茶ココアラテの調理&試飲

夏に「冬はココアを使ったホットドリンクを販売したい」と子どもたちから要望があったため、今回はココア+αのドリンクを候補して考えました。

なぜ抹茶ココアラテになったかと言うと、抹茶を点てる工程を見せることで商品の付加価値を上げられること、ラテ(フォームした牛乳)を抹茶ココアの上にのせることで見栄えを良くしたかったため(抹茶ココアの見栄えはお世辞にも良くない(^_^;))です。

本当は子どもたちにドリンクのレシピを考えてほしかったのですが、私の余裕がなく、仕事の合間にレシピの案を考えました。

抹茶を点てる作業はみんな興味津々。

子どもたちで作った抹茶ココアラテを各自で試飲したところ、お茶の味が薄いとのことで、抹茶を少し多めにしたレシピで決まりました。

2.損益分岐点を基に、値決めと販売目標設定

夏に販売したにじ色スパークリングは350円。今回も350円になるのかなと思いきや、400円と前回より高めの設定。

夏の成功体験からか、強気の設定にしてくれて、成長が垣間見れました。

販売目標数量は、可もなく不可もなくの40杯となりました。

3.商品名考案とポップ作成

子どもたちが話し合い、商品名は、抹茶ここラテに決定。

次にそれぞれポップを作成。前回より字が濃くなり、とっても見やすくなりました。ここも成長を感じる一コマでした。

ポップの書き方はそれぞれの個性が出て面白いです(^^)

4.当日のスケジュールと役割分担

前回同様、茶筅立て担当、牛乳温め担当、会計担当に分かれローテーションで回す形で決まりした。

夏の本番前最終日はかなり焦って練習してましたが、今回はかなり慣れたもので、もっと練習しなくていいの?と、こっちが心配しちゃうくらい落ち着いてました(^_^;)

2.当日は悪天候。。

本番はあいにくの悪天候。寒さ、雨(みぞれも)、強風と、新潟の冬を象徴するような天候でした。

今回は
①点てる過程でいかにダマ(塊)をなくすか
②いかにドリンクを冷まさずに提供できるか

が課題でした。

イベント前の平日、早帰りだった長女が事前に点てる練習し、他の二人にダマにならないコツを教え、結果的にダマはほぼなかったと思います。

お湯を段階的にいれると、ダマになりづらいです

また、ドリンクがぬるくならないよう、カップを保温庫に入れて温めたり、点てるスピードを早めたりして対応してました。

夏のイベントの時のように初っ端からの行列待ちはありませんでしたが、抹茶を点てる工程上、大量に作れないので、行列にならなくて結果的には良かったです(^_^;)

雨や強風、寒さと厳しい環境でしたが、天気が良くなったタイミングで営業回り(イベント参加者や出店者への声がけ)にいって販売数を増やしていきました。

強風や大雨になった途端に客足が止まります。天候が穏やかなタイミングで営業回りにいきました。

営業回りは子どもたちの弟妹やそのお友達が手伝ってくれました。小さい子ならではの押しの強さに、後ろで見ていてドキドキしていました(^_^;)

子どもたちの弟妹やそのお友達たちが営業回り(声かけ)を手伝ってくれました(^_^)

少しずつ販売数を増やしていき、イベント終了前くらいに目標の40杯に達成しました。

3.結果と反省点、今後について

■売上実績
 【抹茶ここラテ】400円
  目標40杯に対して40杯達成。
  粗利は約12,600円、子どもたちには4,200円ずつ還元。

ちなみに第2弾のアオーレ長岡では350円のドリンクを48杯販売して1人4,000円ずつ還元、今回は40杯販売して1人4,200円ずつ還元されました。

同じ商品ではありませんが、価格を上げることでいかに楽になるか身をもって知ってもらったと思います(笑)

販売&調理に関してはかなり慣れたものです。

なので、アオーレ長岡での販売の時のように、今回も大人たちは介入せずに放置していたかったのですが、悪天候(特に強風)のため、どうしても近くで大人たちが見ていなければなリませんでした。

新潟の冬の天気の悪さは覚悟の上でしたが、予想以上に子商いと悪天候の相性は悪かったです。とはいえ、それ以上に子どもたちが頑張ってくれてました。

キッチンカーでの販売は2~3名が限界なので、来年はテント販売で子どもたちの人数を増やしたいと思います!

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