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ラディカル・アクセプタンス(ネガティブ感情から抜け出す「受け入れる技術」で人生が変わる(24)

こちらの本を、読書会で読んでおります。
Clubhouseで17時30分から15分間。

第5章 身体への里帰り:ラディカル・アクセプタンスの基礎
【無題】

ラディカル・アクセプタンスを私たちの生活にあてはめるのは、自分の身体の感覚に気がつくという基本的なレベルから始まります。
「解放の道」を歩みはじめることは、人生のすべての喜びと生きがいを完全に味わうこと。身体のマインドフルネス(カーヤタパッサナー)は、魂の目覚めとと幸福につながるのです(仏陀の約束)。

私自身もそうですが、身近な存在に対して「間」をおくことはとても難しく感じます。今回の主人公は、博士の息子「ナラヤン」。中学二年生。
学年が上がり半年が経った頃、彼の成績は下降する一方。
ゲーム・宿題・電話の使用時間・就寝時間のルール、毎日色々なことで博士と息子はぶつかっていたのです。

ある日、博士は…怒りに任せた行動に出る代わりに彼のドアの前で待ちます。「間」をとることで、身体中の感情と感覚に気づきはじめます。

怒りは身体を緊張させ、爆発しそうな圧迫感として胸に現われます。恐怖感は胃の硬さ、胸と喉が締め付けられるような感覚として、羞恥心は顔を赤く染め、背を丸め消えてしまいたいという感覚。
身体に感じる感覚は人生をダイレクトに体験することのできるゼロ地点なのです。

自分の身体の感覚に注意を向け続けることで、その「感覚」はゆっくりと変化しはじめることにも気づくことができます。
心臓を掴むような深い痛み、身体が沈むような感覚と心臓に重くのしかかる痛みを感じはじめます。痛みが強まるにつれ涙が浮かんできます。

…悲しみに心を開くと、心と頭には柔らかさが広がり、博士は、一番大事なことは彼を愛することだと理解します。

ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、「己の人生の流れに最も近い流れのそばに身を置くべし」と言います。
自身の身体の感覚に意識を置くことで、自分の無意識の反応の根源を発見し、避けてきた感覚をマインドフルに受け止めることで、怒りと思考への囚われは弱まるのです。


今ここの呼吸、そして身体の感覚。
気づきの瞬間に…感謝です。


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