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坐禅 1日目 水と禅

初Zen2.0に参加するにあたり、「体験」を重視してみたいと考えていた。
ので、オープニングのあと、迷わず二階へと上がっていった。

得月楼では、建長寺派 福智山能万寺 松本住職の座禅会。
大広間には、座布団が敷き詰められ、座り方を教わります。
一枚目の上に、座布団を半分に折って、その折ったところに座ることで、腰の位置が高くなり、膝が落ちて、腰と膝の三点で座ることで姿勢が安定する。なるほど…確かに、背筋がピーンと伸びた感覚が生まれました。
(仙腸骨を立てると血流がよくなる)

目は完全に閉じるのではなく、薄目で床の少し先の方をぼんやり見るようにします。手は、左手の親指を右手で覆い足の上においておきます。

「調身・調息・調心」
身体と呼吸を調えることで、心が調う。
「数息観」
一つ、二つと数をかぞえて、十、気づいたら一つと戻ります。

坐っていたのは、15分から20分程だったでしょうか。
巡警じゅんけい)/警策 (きょうさく、けいさく)をいただくこともできますが、私は今回は遠慮してしまい、後で、やっていただけばよかったと思いました。

◎警策を受けたいときには、静かに合掌。
◎相互に合掌し、
◎両膝を抱えるようにして、頭を垂れ、
◎右と左の肩に警策を受けます。
◎警策を受けた後は、相互に合掌。
後のお話では、背骨と肩甲骨に当たらないように(痛くないように)、細心の注意を払って行って下さっているようでした。
最初は簡単に見えておりましたが、よくよくみると、相互のもつ気や間あいなど、大広間全体に、厳かで、凛とした空気を感じました。

坐禅の間、あっという間にすぎて、もう少し座っていたいと感じるような時間でした。やはり、同じ思いの方々が集まった中で、ただ坐る…有難い時間です。

Zen2.01日目オープランニングの座禅に感謝。


坐禅の効果:
【眼横鼻直】当たり前のことを、ありのまま受け入れること(禅宗の教え)
水のように存在する。

警策:警覚策励(けいかくさくれい)の略

『愛するということ』エーリッヒ・フロム著:
愛するということは技術である。
「あっ、そういうこともあるねとどうやって思えるか。」

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