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熊本秀岳館高校サッカー部の暴力沙汰に思う

どうも最近、ガマンがきかなくなった大人(30~50代)が増えているように思う。
そして、見苦しいまでの保身行為…。
もうね、あまりにもアタマの悪い言動に呆れてしまって見てらんない。
そんなあっしも40代後半。
子どもたちや若者には、アタマの固いおじさんに見えんのかなぁ。

でも、そのわからずやのオトナの犠牲になるのはいつも子どもたちのほうだ。
なんでそうなるのかな~。

サッカーとは違うが、もうね、野球の頑固ジジイ、張本勲氏のように根性論が通じる時代ではないことは明白だ。
サンモニ自体が反日番組なので、しばらく見てなかったが、まぁ、あの「喝!!」のコーナーは大沢親分のときはまだ良かったけど、張本勲氏の独壇場になってからまったく見なくなった。
野球以外は知らない老害なので、野球以外のスポーツについては、持論を述べることになるのだが、まったく他のスポーツへのリスペクトがまったくない。
その野球に関しても、50年前の時代の根性論でまとめようとする姿勢にまったく見ようと思わなくなった。
日曜の朝から不愉快になる必要性が無いからだ。

話を秀岳館サッカー部に戻そう。
ここの監督はそこそこ監督では有名のようだが、指導法は上述のような時代遅れだったようだ。
県予選ではまぁまぁ上位に食い込むが、優勝はなかなかできなかったみたいだ。
優勝できないのは、自分の指導法に何かが足りないと自覚することはなく、選手の努力・根性が足らないからだ!!と決めつけていたのではないか。
自分の指導法のことは微塵も疑わずに、子どもたちのせいにしていたのではないだろうか。

自分の手下の30代コーチが、高校生の選手にからかわれただけで、激昂し蹴り上げる。
このコーチのほうがよっぽど子供に見える。
そしてこの行為をスマホで撮られ拡散される。
そんなのいまのネット社会に生きてれば、ちょっと想像すればわかるだろってなもんだ。
監督もその手下のコーチも思考停止していたのだろう。
ネットに広まると、監督側が被害者だとして、選手たちを脅す。
もうワケわからん。
謝罪動画を撮らせて収集を図るが、ヤラセであることはバレバレで、そのあとの記者会見でも見苦しいまでの保身の言い訳をする始末。
果は辞めないと来たもんだ。
もう最悪である。自らの手で世論を敵に回してしまった。
そして社会的に抹殺される、というか自爆テロのように思えてしまう。
呆れてしまった。おもしろくもない某キングコングのコントを見せられているようだ。

時代は確実に変化している。
時代に取り残された老害は、一線から引くべきだと思う。
努力や根性でなんとかなったのは、高度経済成長時のイケイケドンドンのときか、リゲインの伝説のCM、「24時間戦えますか」と言っていた時代。
いまはそうではないのがわからないのだろう。
自分がそうしてきたから、そうされてきたから。
それしか知らないから。
歩みを止めることなく、自ら学び探究する。成長しようとすることが大事だろう。
パラダイム・シフトを恐れずに枠から一歩出てみると、楽に結果に違いが創れるようになる。

そうして成功した事例が、今年の夏の甲子園で優勝し、東北に初めて優勝旗を持ってきた仙台育英高校の須江航監督だろう。
彼の優勝後のインタビューで出てきた言葉に、深く感動したものである。
サッカーと野球の違いはあれど、指導者としての心構えとかどういう気持でやるかなど見習うべき点は多数あるだろう。
分野が違うとか年下の若造に教わるのはプライドが許さないとか、そんなのは全然ちっぽけだ。
主役は選手・部員である子どもたちだ。
そこだけは間違えてはイケない。

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