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庭の贈り物2・・・山椒葉の炒め味噌

  すっかり気温が上がり、我が家の庭にはアゲハ蝶とクロアゲハ蝶が毎日やって来ます。彼らのお目当ては山椒の木。幼虫の食草です。せっせと卵を産み付けているようです。葉の裏に卵がついていないことを確認し、私も少し山椒の葉のお裾分けに預かります。

  今までに3回、山椒の葉で炒め味噌を作りました。昨年までは若葉の佃煮だったのですが、胃が弱い私はすぐに口角が切れてしまうのです。柔らかい新芽をしっかりあく抜きしても痛い残念な結果になり、少し味わった後はパートナーつりお君のお弁当の付け合わせにしていました。

  しかし、今年はひらめきました! ネギ味噌みたいにごま油で炒めて炒め味噌にしてみたらどうだろうと! 山椒の香りは私には抵抗し難い誘惑の香りなんです。

葉は軸から取り、ばらばらにします。軸が残ると私は食べにくいのです。
腸閉塞の原因になりそうな繊維は食べたくないですものね。この作業が一番時間がかかります。

  山椒葉の油炒め味噌の作り方
  山椒の葉を軸からはがしバラバラにしたら塩を入れたお湯で茹でます。葉を網ですくい20分ほど水にさらしあく抜きをします。再び葉を網ですくい取り、ギュッと絞り細かく刻みます。 
  ごま油を敷いた小鍋で山椒の葉を炒めます。油がなじんできたら水をひたひたに加えて煮ます。

  その葉の上にお好みの味噌を載せ(今回は13gほどの山椒の葉に対して大さじ山盛り1)蓋をして弱火で少々加熱、その後火を止め味噌の表面が水分を含んで白っぽくなるのを待ちます。味噌が白っぽくふんわりしてきたら本みりん小さじ1ほどを加え、再加熱して全体を混ぜながら水気を飛ばしていきます。出来上がりはほんの少し(^▽^)/

  ご飯が美味しい
  おはし一掬いの炒め味噌をごはんにのせて食べると、柑橘系の香りがうわ~っと鼻をくすぐります。山椒葉の佃煮が強すぎると感じる方にお勧めです。手間はかかりますが、山椒の葉が好きなのに胃が弱い私にとって救いのおかず味噌です。

  おかず味噌は常備しておくと、おにぎりにも使えて便利。昼間の外出時には、外食しなくてもよいようにおにぎりを持っていきます。先日は小梅干し、ネギ味噌、山椒葉の油炒め味噌、、、3種のミニおにぎりを作りました。公園のベンチで風に吹かれお花見しつつ食べるおにぎりは最高でした。1か月の二人のお米の消費量は約12kg。有機認定米ですがまとめ買いをしているので、1日につき二人で200円ほど。家計の強い味方、お米を美味しく食べるには、おかず味噌が必須だと感じる今日この頃です。

  

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